パチンコ業界を見捨てて転職したい!そんな人たちの受け皿になる業界とは?現実的ではない選択肢は除外します。

目次

パチンコ業界の現状

パチンコ店はどんどん減り続けていて先日ついに全日遊連加盟のパチンコ店が6000軒を割り込む事態になりました。

【過去記事】

パチンコ店舗数が6,000店を切った背景について。様々な視点から分析してみました。

以前、パチンコ店が20,000店近い時代は別のグループへの転職をする人も多かったですが、ここまでパチンコ業界が衰退してしまうと若い人以外の転職は厳しくなっています。また運よく採用されたとしても管理職ではなく出世の望みのないホール社員になることがほとんどでしょう。

パチンコ店の数は減りましたが他業種の時給が上がっている反面、パチンコ店の時給は最盛期から減り続けています。そういった状況なのでパチンコ店で働く意味が減りホールで働くアルバイト社員は常に不足気味です。

一時的なアルバイトならそれでいいかもしれませんが、結婚、子育てを考えている人や現時点で家族がいる人からするとそんな環境では働き続けることが出来ません。50歳、60歳になってもパチンコ店のホールで働き続けることが出来ますか?

他業種への転職が出来るのか?それが今回のテーマになります。

パチンコ業界経験者の価値と資格

パチンコ業界で10年働き●●●という国家資格を取得しており経験豊富で御社のお役に立てると思いますとアピールできないのがパチンコ業界からの転職者にとって厳しいところです。すごく悪い点を嫌味のように書き出しますが

私はパチンコ店で10年働いており、集客の為に様々な施策を考え売上、粗利を上げたという実績があります。売上と粗利の為に会社の指示のもと違法な釘調整を行っていましたが会社の指示であれば逮捕の可能性がある業務であっても黙って従う業務遂行能力があります。またパチンコ店はガラの悪い客が多数来店するのでクレーム対応やコミュニケーション能力にも自信があります。といったところでしょうか。簡単に説明すると

●マネージメント能力

●コミュニケーション能力

●クレーム対応

●違法行為も黙認する業務遂行能力

こういったことしかないと思います。面接でアピールできればいいですが、年齢が高ければ書類選考で落とされることがほとんどかもしれません。

転職の受け皿となる業界

職種だけでなく業種まで転職しようとするなら若さをアピールするか、不人気な業界に進むしかありません。以前、某テレビ局が世間一般での底辺職業ランキングというものを放送しました。その業界で働いている人たちにとって失礼な話です。上級職企業ランキングなんてものを作る時はテレビ局を上位にするに違いありません。

画像引用元 Xより

このリストは底辺というよりは不人気な職業というべきものかもしれません。しかもかなり大雑把な分類をしています。建設業では土木だけを抜き出していますし、工場作業員もかなり大雑把な区分けをしています。トヨタの工場作業員なのか?町工場の職人なのか?産廃の工場なのかだけでもかなり違いますし、これは本当に偏ったリストです。ただ不人気であることは否定できません。

何があれば人気の職業に転職できるのか?

社会人のなりたい職業

1位 プロスポーツ選手
2位 公務員
3位 ITエンジニア(プログラマー・システムエンジニアなど)
4位 ものづくりエンジニア(自動車の設計・開発など)
5位 芸能人(歌手・ミュージシャン・俳優・モデル・声優など)
6位 研究者・学者
7位 医療関連の仕事(医師・看護師など)
8位 料理人(パティシエ・シェフなど)
9位 教師・トレーナー
10位 パイロット

これが社会人のなりたい職業ランキングです。いくつかは社会人になってからだと難しいものも多数ありますが、公務員、ITエンジニア、ものづくりエンジニアなど現実的なものはいくつかあります。ただ当然ながら若ければ若いほどその可能性はありますが30代、40代ではほぼ不可能な職業もあります。夢ばかりおっても仕方がないので現実的な話になるのですが、男性が就いてよかった職業ランキングでは

1位  営業職
2位  機械電気系エンジニア
3位  ITエンジニア
4位  コンサルタント
5位  接客業

こちらのほうが現実的だと思います。とはいっても専門的な知識や資格がない以上は営業職、接客業がメインでしょう。コンサルタントに関してはパチンコ店転職者の多くが希望するのですが方向性、考え方が全く違うので成功したという話は皆無です。むしろ1年持たなかったという話の方が山のようにあります。営業職であればパチンコ店で養ったコミュニケーション能力やクレーム対応能力が生きることになります。また出世をして支店長や店長のような役職に昇格すればマネージメントの経験も生きるかもしれません。

資格は取っておくべきなのか?

資格には様々なものがあります。ただ国家試験に関しては事務経験が必要なものが数多く存在します。しかし難関資格と言われるものの中でも実務経験が不必要なのが、ファイナンシャル・プランナー中小企業診断士行政書士宅地建物取引士といったものがあります。取得にはかなりな勉強が必要であること、もしも資格を取得したとしても実務経験がない状態で受け入れてくれる企業があるかどうかは微妙なところです。ただ取得して就職することができれば社会的に評価される職業に就くことが出来ます

ただそういった難関試験でなくても比較的簡単に取得できるマイクロソフトオフィススぺシャリスト(MOS)やITパスポート試験を取得しておくのもひとつの方法です。

なにも資格を取得していない、資格欄が白紙だと非常にイメージが悪いです。

転職を早くすればするほど今後が安心

底辺職業1位とされた土木・建設作業員ですが、実務経験を重ねて1級土木施工管理技士を取得すれば年収は400万円~700万円と言われています。

土木施工管理技士の平均年収は? 引用元 日建学院


当然ながら経験を重ねれば年収上がっていくので、就職先を選べば最終的には700万円近くまで上がると思われます。資格を何も取得しなければ300万円以下かもしれません。これはあくまでも一例ですがそういったことを考えれば転職は早ければ早いほど良く損することはないと思われます。

ただパチンコ店で働いている人は季節に左右されるような暑い場所、寒い場所で働くことは選ばないと思うので現実的に選びそうなのは営業職接客業だと思います。どうしても事務で作業だけで転職したいというのであれば上記で上げた難関国家資格を目指すのも一つの方法です。ただ現実を考えれば上記2つの職種で他業界へ転職をおススメします。

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