スマスロの導入費用
「スマスロ」は今までのスロットと違い遊技台の購入費用だけでは終わりません。
「スマスロ」を導入するには専用のユニットを導入する必要があります。
しかしそのユニットも各サンドメーカーから専用品が発売されることになり、現状使用しているサンドメーカーが専用ユニットの販売をしていなければ購入ができないので、設備一式を全て入替える必要があり其の場合は多額の費用がかかります。
その設備投資を回収できる見込みがない店舗は「スマスロ」の導入を諦めるか閉店しかありません。
実はユニット単体ではそこまで高いものではないので、設備が対応しているのであれば工事費を含めても新台スロット2台分の価格で1台買えるぐらいと思ってもらえれば大丈夫です。
現状で専用ユニットを発売しないメーカーのサンドを使っていたり古い設備の店舗は
「スマスロ」の導入は難しくここ数年、もしくは1年内に閉店をしてしまうかもしれません。
※未確認情報ですがスマスロ専用のユニットは6.5号機などの従来のスロット機には接続できないのでスマスロ専用になるようです。
お金以外でスマスロを導入できない理由
いくつか理由はあると思いますが、一番と障害と思われる費用に関しては先程書かせていただきました。ではお金以外になんの問題があるのか?
専用ユニットの供給不足
もしも「スマスロ」が20万台出荷予定であっても専用ユニットが8万台しか出荷できないのであればスマスロは8万台しか設置できません。しかし「スマスロ」は次々と導入され撤去されますが、専用ユニットは店の設備として残り続けるので、そのうち専用ユニットも需要に供給が追いつきます。しかし初期の導入台数で店舗の競争力に大きな差がつくことは間違いないので、ここで大きなアドバンテージを稼ぎたいというのが全てのパチンコ店の本音でしょう。
しかしここでさらなる問題が発覚しました。それがメーカー問題です
メーカーによる専用ユニットの販売台数の違い
当然ながらメーカーによって専用ユニットの出荷台数が違うのは当たり前のことです。しかし、思った以上にメーカー格差があるようで設置してあるサンドのメーカーを見れば「スマスロ」が何台導入できそうなのかがある程度予測できてしまうというほど大きな差があるそうです。
スマスロ専用紙幣ユニット販売6社
●日本ゲームカード 約3万台
●アイクリア 約2.5万台
●マースエンジニアリング 約2万台
●ダイコク電気 約8千台
●オーイズミ 約5千台
●グローリーナスカ 約5先台
※ネットで見つけた情報の為に販売台数変更や不正確な可能性あります。
業界でのシェア率が高いのにユニットの台数が少ないメーカーもあれば、シェア率が低いのにそこそこの台数があるところなどこれを見ると確かに自分の行くパチンコ店のサンドのメーカーを見るとおおよその予想がついてしまうかもしれません。
個人的にはダイコク電機などは業界でのシェア率が高いにも関わらずこの台数だと厳しそうですし、アイクリアに関してはシェア率は低そうなのにこの台数ということでユニットは入りやすそうには見えます。
スマスロの登場による影響
11月から続々と「スマスロ」が導入されることになります。しかし通常の新台よりも台数は少なく、また導入店舗も限られます。
大手であれば専用ユニットを含めてかなりの台数を確保できているはずです。しかしその反面、ユニットを全く確保できなかったお店もあるでしょうし、今回の「スマスロ」は大手以外のパチンコ店を閉店に追い込んでしまうかもしれません。
そしてここからがもう一つの肝心の話なんですが、「スマスロ」は4号機並みに万枚が出るスロットだと言われています。その根底にはやはり型式試験の抜け穴をついた出玉システムがあります。消して出玉の規制が大幅に緩和されたわけではありません。
そうなってくると今までの出玉規制は何だったのかということになり、スロットの出玉規制が再び厳しくなるでしょう。
そしてその時には「スマスロ」の設備投資で体力を失ったパチンコ店は生き残れるのでしょうか?私はその時が今度こそパチンコ業界の終わりだと思っています。禁断の果実ともいうべき「スマスロ」ですがこれは
苦境のパチンコ業界を救う救世主でしょうか?
それともパチンコ業界に破滅を導く悪魔になるでしょうか?
私は懲りずに射幸心を追求した結果、再び規制強化で
パチンコ業界は破滅すると思っています
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