最初に
経営が破綻状態で本来倒産するはずの倒産すべき企業を感染症対策の手厚い公的支援は延命させてしまいました。その結果2021年の企業倒産件数は歴史的な低水準に押し下げました。
新型感染症緊急融資は通常の融資とは異なり、1回目の返済開始までに猶予期間が設けられています。しかしそれでも返済開始が1年以内というのが約6割なので返済開始と同時に倒産という企業が少なくないのも現実です。
本来は破産する企業が感染症対策の融資で無理矢理延命している状態をゾンビ企業と考えます。
セーフティネット5号の対象業種にパチンコ店が
緊急事態宣言でパチンコ店を強制的にでも休業させる必要があると思う個人的見解
パチンコ店が感染源にならない。クラスターにならないというならやるべきこと証明すべきこと
緊急事態宣言でパチンコ店の時短や自粛は必要ないのか?他業種にない密集具合だぞ!
このブログでも書いていますが、私はパチンコ店が感染拡大に一役買っていると思っています。おそらく世間一般の人もそう思っている人も多く、パチンコ店の客数は激減しています。
緊急事態宣言中に休業しないパチンコ店に対して一般市民からかなりの不満が集まりました。
それに対するパチンコ店の答えは休業させるなら金を出せ
感染拡大防止に伴い、長期間の休業などの施策を実施することは企業存続に大きな影響があることから、パチンコホールを融資の対象から除外している日本政策金融公庫、商工組合中央金庫、信用保証協会を所管する財務省や経済産業省に対し、見直しを強く要請していましたがそれが認められることになりました。その結果がセーフティネット5号への対象業種追加です。
閉店予定のパチンコ店が延命された理由について
業績悪化で閉店予定の店舗が融資で延命
本来であれば業績悪化で返済能力を疑われ融資を受けられないようなパチンコ店が、感染症対策の融資を受けやすくなり延命しました。しかし実際に返済が始まると同時に閉店をしているお店もあります。
旧基準機の撤去延期による延命
規則改正により2021年1月末に旧基準機はすべて撤去予定のはずでした。しかし感染症の影響で全ての遊技機の検定・認定が1年延長となりました。
これにより撤去された台の再導入や業界団体の自主規制の虫という問題が発生しました。
沖ドキ再設置問題発生!やっぱりモラルのなかったパチンコ業界。潰す必要を感じます。
高射幸性遊技機、みなし機であるミリオンゴッド‐神々の凱旋‐が打てる店と理由
これは閉店を視野に入れて「やったもん勝ち」という末期状態が発生しました。
まとめ
規則改正による遊技機入替の負担が大きくなりパチンコ店の閉店が相次いだという考え方をする人もいますが現状は大きく違うと思います。
遊技機は検定3年、認定で3年と計6年しか使用することができません。それ以降は
「みなし機」という扱いになります。以前は「みなし機」は一切の修理ができないだけでしたが現状ではみなし機の設置は違法となります。ということは実際に遊技機を使用できるのは6年ということになります。しかし今回、感染症への措置ということもあり1年間、検定と認定が延長されることになり結果的に人気台はそれ以上の設置が可能になっています。
結果的に閉店予定であったパチンコ店の最後の荒稼ぎに貢献して、破産の理由づけにされたというのが個人な感想です。
既に旧基準機撤去延長によるゾンビ企業は破産していますが、今後は融資返済開始に伴う閉店が続々と始まるはずです。これは本来であれば業績悪化で破産予定の店舗が緊急融資で延命されただけなので予定通りというべきでしょう。
中長期的に業況が回復し、発展することが見込まれる企業が融資対象だったはずですがこの審査はかなり甘かったと考えるべきです。
返済されない、返済できない融資の責任は誰がとるのでしょうか?
税金で補填というのなら絶対に納得できません。
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