ICカードの盗難事件について
パチンコ店でICカードの盗難は定期的に起きているようです。他人のカードサンドから意図的に盗むのではなく、自分が遊技しようとした際に忘れ物のカードを見つけてネコババするのがほとんどのようですが、カードを盗んだ場合は必ず特定されてしまいます。
それでも一定数、ICカードを盗んでもバレないと思っている人がいるようで定期的にニュースになっています、下記もその一例になります。
パチンコ店で拾ったICカードから換金疑い、非常勤講師を停職処分 広島県教委
引用元 中国新聞デジタル
不思議なんですが、ICカード盗難でニュースになっているのは教員が多い気がするのですが気のせいだろうか….
今回はなぜICカード盗難がバレるのかについて解説していきます。
パチンコ店のICカードは全てパソコンで管理されている。
20年ぐらい前にパチンコ店に設置されていたパニーカード券売機
パチンコ店で使用されているICカードは昔のパニーカードと違い、カードに固有番号が設定されていて全て管理コンピューターで管理されています。例えばですが最初に紙幣を投入した時間が分かればそのカードを追跡していくことが可能です。
何時何分にどこの台でいくら貸出しをしたのか?何時何分に精算機で清算したのかまではっきりと記録されています。また盗難にあった場合、そのカードをロックしてカード挿入時にエラーを出すことで使用できなくしたり、カードを回収することが可能です。
パチンコ店でICカード盗難をした時に捕まる理由について
パチンコ店でICカードを盗んだ際に捕まる理由ですが、先に説明したとおりカード番号が管理コンピューターに記録されて管理されているからです。
カードを忘れた、盗まれた際に遊技客が店員にその旨を伝えれば管理職が防犯カメラを確認してカードを盗まれたと申告した客が本当にお金を入れて遊技をしていたか?
カードが発行された時間を調べます。
カード番号が特定できればすぐに使用できないようにロックします。もしもその時点でそのカードが清算されていればロックは無意味ですが、清算された時間が分かれば精算機についている防犯カメラで犯人の顔を特定することが出来ます。そして顔が分かれば窃盗犯の行動を調べて来店方法や車やバイクで来店していた場合、ナンバープレートから住所まで分かってしまいます。この時点で警察に通報すれば証拠は全てそろっているので警察が自宅に向かい逮捕することになります。
もしもまだ清算されていなかった場合はそのカードを使用しようとした際、清算時にエラーが出るので犯人を特定することが出来ます。
犯人によっては知らんぷりをしたり、噓を言うかもしれませんが全ては記録に残っているのでいくらゴネタとしても通報されれば確実に窃盗犯として逮捕されてしまいます。この場合は窃盗ではなく窃盗未遂ということになるかもしれませんがどちらにしても犯罪です。
パチンコ店でのICカード盗難の末路について
いろいろと説明させていただきましたが、パチンコ店でICカードを盗んだ場合すぐに特定されてしまうのが分かったと思います。パチンコ店でお金を使うと感覚が麻痺してしまうのか正常な思考が出来なくなっているのかは分かりませんが、教師のような固い職業の人がよくニュースになってしまっています。
ICカードの管理の仕組みを知らなかったとしてもパチンコ店のような監視カメラがあちこちにあるようなところで盗難を行うというのは馬鹿としか思えません。
それだけパチンコ店の中が異常な空間と言えるのかもしれませんが、パチンコ店でICカードを盗難すれば必ず特定されるのでカードを拾ったとしても絶対に盗難は行わないようにしてください。
【補足】過去にはパチンコ業界に詳しいはずのパチンコライターがICカード盗難を行い引退したという例もあります。
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