パチンコ・スロットの規制強化の噂

スマスロのコンプリート頻発、パチンコのラッキートリガー登場による午前中のコンプリート達成など以前の出玉規制がどうなっているのか?といった状況になっています。ただここにきてパチンコスロットの規制が強化されるという噂が出てきましたのでそれについて記事にしていきます。
警察庁の人事異動について

2025年7月18日に警察庁生活安全局長に山田好孝(やまだ よしたか)氏が就任しました。山田氏は2017年から2020年までの保安課長をされていた方で厳しい規則改正がされていた時期の方です。実際にパチンコ業界に対して依存症対策、射幸性に対する規制など厳しい方針を出した方です。
202510月1日に警察庁生活安全局保安課の課長に保坂啓介(ほさかけいすけ)氏が就任しました。この保坂氏は山田氏が課長の時期に課長補佐をしており6号機やパチンコの出玉規制に尽力した人だと言われています。
スロットの6号機規制、パチンコの出玉、確変継続率が規制されていた時期から考えると現状のパチンコ、スロットは出玉性能に関しても無法状態ですし、来店イベントを晒し屋を利用した広告宣伝もガイドラインを無視したやりたい放題な状況です。この時期に局長と課長の同時交代があったということは大幅な規制が行われることは間違いないでしょう。
戦後最大の公職選挙法違反の発生

全日遊連 理事長 阿部恭久氏(あべやすひさ)が参議院選で落選。いくら与党とはいえ落ち目の自民党からの出馬では無理だった

参議院選挙にて公職選挙法の疑いでパチンコ店運営会社「デルパラ」社長ら6人逮捕。
少し前に全日遊連 理事長 阿部恭久氏が参議院選に出馬して落選しました。その参議院選で戦後最大となる公職選挙法違反が発覚しました。阿部恭久氏本人が関与したと事実は確認されていません。パチンコ法人の役員の独断による事案だったと警察は判断している言うです。ただ2025年11月時点では法人の代表取締役に対して判決は出ていません。

あべやすひさ事務所公式サイト https://abeyasuhisa.jp/
阿部恭久氏の公式サイトにおいてパチンコ店に関する公約はありませんがパチンコ業界への規制緩和、政治への発言力の強化が目的だったと思っています。そしてその選挙の結果が戦後最大の公職選挙法違反という結果です、このことについてのペナルティが今まで過剰ともいわれる規制緩和から規制へと一転する可能性があります。
そしてこの件がある以上、当面の間は表立って出馬予定の議員がパチンコ業界からの支援を受けることはないでしょうし、パチンコ業界関係者からの出馬は難しいでしょう。
※デルパラの公職選挙法違反は今回だけでなく前回の選挙でも行われていたと報道されています。
過去の規制が無意味な現状の遊技機スペック
下記は2025年8月から導入が始まったスマパチ「e牙狼12黄金騎士極限」です。

サンセイR&De牙狼12黄金騎士極限公式サイト
https://www.sansei-rd.com/products23/e_garo12_ok/index.html

上記のスペックを確認すると実質的な大当たり確率は1/437です。そして初回大当たりの50%で1500発もしくは7500発+極限7500バトル突入。さらに初回の極限7500バトルでも50%で1500発もしくは7500発+魔界チャンスLT突入です。
魔界チャンスLT中は継続率76%となり25%で7500発、51%で1500発+LT継続。24%で1500発で継続終了です。一昔前のCR機やP機と比べても破格の出玉性能です。昔規制された1/399と比べても明らかに逸脱した出玉性能、射幸性です。なぜあれだけ規制されていた出玉規制が緩和されここまでの爆裂機が登場することになったのか?
これについてはスマスロの現状も同じレベルです。
パチンコとスロットの規制の内容について

今後行われるパチンコ・スロットの規制内容について詳細は発表されていませんが、噂ではある程度の内容が出ています。
遊技機の規制に関しての予測
パチンコに関しては初回大当たりの大量獲得の禁止、LT中の出玉規制が濃厚と噂されています。スロットに関してはほとんど情報は出ていませんが、7号機への移行や有利区間が切れる際の出玉トリガー禁止、有利区間の解釈変更。スマスロに関しても冷遇の禁止、ミミズの禁止、1Gあたりの純増枚数制限などが濃厚だと思われます。ただ今までの前例を見るとパチンコとスロットで同時に規制されることはなくパチンコの規制が厳しくなればスロットに関しては規制が緩く、また逆もしかりという状態がここ20年以上続いていました。

今までの前例を考えれば先にパチンコの規制を行い様子を見ながらスロットの規制を検討していくということになると思いますが、近年の射幸性についての逸脱、公職選挙法違反に対するペナルティを考えれば今回は同時に規制されてもおかしくないかもしれません。
規制による閉店ラッシュの加速の可能性
2023年6月、パチンコ業界で大きな規制緩和が行われました。これにより出玉性能が大幅に向上し異常なほど一撃性能が大きく上がっています。さらに2024年には新たに「ラッキートリガー(LT)」の搭載が可能になり過去最大の出玉性能と射幸性を有することになりました。しかしそんな中で更なる規制緩和と政治的な発言力強化の為だと思いますが、
阿部恭久氏が選挙に出馬しました。しかしその結果は惨敗どころか大手パチンコグループによる戦後最大の公職選挙法違反です。

パチンコ業界の衰退を考慮して異例ともいえる規制緩和を進めてきた行政に対する完全な裏切り行為だととらえられても不思議ではありません。表立ってペナルティとは言わないでしょうが規制緩和よりも規制強化になることは間違いないでしょう。
その理由は現時点ですら異常ともいえる遊技機の出玉性能に加えて広告宣伝の著しい逸脱、ガイドラインに対する有効性です。少し前に下記の記事を書きましたが

キコーナはヤバいのか?第二のガイアになる可能性は?そしてパチンコ業界№1のマルハンの現状について
遊技人口が減少にある現在でもスマスロ・スマパチによる影響で売上に関しては右肩上がりです。庶民の娯楽、遊技という視点で考えれば好ましくなく非常にまずい状態といえるかもしれません。完全に時間消費型の娯楽ではなくなっていると感じる人たちがほとんどでしょう。
2400枚規制、有利区間など6号機に近いほどの規制が入れば間違いなく売上は大幅に激激減します。それは現状のパチンコ店の設備投資、人件費、電気代などの経費を賄えないほど深刻な影響を経営に与えるはずです。

警察庁生活安全局保安課から2020年から2024年までのパチンコ店の営業許可数が発表されました。ただこのぱちんこ等営業の許可数=パチンコ店の数とはならないので注意が必要です。しかし現実にかなり近い数字だと思います。その理由はパチンコ店がもし閉店したとしても営業許可を返納しなければ営業許可が下り続けるのではなく、1年の間で最低の営業日数が決まっておりそれをクリアできない場合は営業許可が取り消しとなります。

パチンコ店の営業許可が付随している場合では価値が上がるかもしれませんが、営業許可を失うと価値が落ちるかもしれません。その為、ゾンビのように年に数回だけ営業するパチンコ店というのも存在します、その為、この数字はズレが出てきます。
さて本題に戻ります、令和2年時点で9035店あったパチンコ店が、わずか5年の間で6706店になり2329店減少しました。令和4年(2022年)1月31日が一般的な5号機最後の日だったのでスロットの6号機営業での売上現減に備えて事前に撤退、売上が大幅に下がり赤字転換で撤退もしくは閉店というのも要因だったと思います。スマスロに関しては2022年11月に初登場しましたが設備投資をできない、スマスロになっても希望が見いだせない店舗の閉店が相次ぎました。
2023年後半頃からスマスロ導入による売上増につながっていますが遊技人口減少による稼働の低下などで2025年現在でも店舗数の増加ではなく減少傾向が続いています。ここでスマスロ・スマパチの規制が入れば業績が回復傾向にあったパチンコ業界に致命的なダメージを与える可能性は高いでしょう。
しかし、パチンコ店の数が全盛期の1/3になった現状では、以前よりも雇用の問題など社会的な影響への配慮をする必要がなくなってきており緩やかにパチンコ店がこのまま減り続け最終的には「韓国のようにパチンコ店がなくなる」というのが行政の最終目標のような気がしています。その為の最初の動きが今回の警察庁生活安全局 局長及び警察庁生活安全局保安課 課長の同時異動のような気がしています。



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