パチンコ店の客離れが止まらない
パチンコ店は数年で数千店が閉店してしまうような状況で斜陽産業の代表というべきものになってしまいました。ここ30年間で一番多い時は約20,000店舗ほどあったパチンコ店ですが、2024年時点では約6,000軒まで減るという状況になっています。娯楽の王様とまで言われたパチンコがなぜここまで衰退したのかについて私独自の考察と推論を交えて説明していきます。
パチンコ・パチスロ参加人口が過去最低を更新、2023年は昨年比28万人減の809万人
引用元 グリーンベルト様
2024年に遊技人口が増えたという統計もありますが、2020年から2021年にかけて減りすぎたので一時的な揺り返しで増えた程度です。あいかわらず緩やかに遊技人口が減り続けているという事実に変わりはないと思っています。
パチンコ業界は衰退の理由についてどう考えているのか?
出玉規制の問題
衰退の一因としては出玉規制を理由に上げています。古い話で言えば、パチンコの確率が1/499からどんどん規制され現状では約1/315まで規制されてます。1番大きな規制としては4号機から5号機になり規制され6号機では2,400枚規制というスロット専門店がほとんどなくなるほど厳しい規制になりました。
厳しい出玉規制が原因でパチンコ、スロットが衰退した。出玉規制を緩和して欲しいという要望のもとで様々な規制が緩和されました。しかしパチンコ店は増えるどころか2024年時点でも微減を続けています。
貸金業の総量規制
平成22年に過度な借入れから消費を守るために年収などを基準にして、その3分の1を超える貸付けが原則禁止されるようになりました。(総量規制)。例えば、年収400万円の方が貸金業者から借入れできる合計額は、最大で130万円となります。
以前はこの総量規制がなく4号機時代には消費者金融でお金を借りでスロットを打つ人が多数おり大問題になりました。
実際にパチンコ業界はこの総量規制の施工により業績が大きく落ちると予測されていましたが、実際に業績が落ちたことからどれだけ借金をして遊技していた人が多かったのかが明らかになりました。
ユーザー目線でのパチンコ店に行かなくなった理由。
大きな出玉を獲得しずらくなり夢がなくなり負けた分の回収ができない。5万円以上負けると2,400枚規制があるので絶対に取り返せない。
といった理由がありました。しかし2023年頃からはスマスロが登場したことで4号機並みの出玉を実現したことで2万枚が夢ではなくなり出玉に関しては問題ないような状況です。 そのおかけでスロットに関しては持ち直していますが、パチンコのアウトに関しては過去最低を更新し続け、粗利に関しては増える傾向になります。
つまり釘が締まっていて「まわらない」「勝てない」「お金がかかりすぎる」といった3つの状況によりユーザー離れが起きている可能性があります。
勝てない勝負、楽しめないパチンコを打つ為にぱちんこ店へ行かない。ということが明らかになっています。
【パチンコ店員すらパチンコに行かない時代】
遊技人口が減ってパチンコ店が困ってる?パチンコ店で働く人たちも行かなくなってるのに何言ってるの?
様々な娯楽が存在する令和の時代
パチンコに限らず昭和、平成の時代と違い令和の時代では様々な娯楽産業が存在します。昭和の時代では遊園地、ボウリング、映画館などが人気でしたが、地方の遊園地はほとんど姿を消してしまい映画館やボウリング場も激減、大規模ショッピングモールとの併設がほとんどという状況です。
最近、著しく伸びている余暇産業としてはスマホゲームです。スマホゲームの課金は、ゲーム産業において重要なビジネスモデルのひとつで、国内のゲーム市場をけん引しています
国内オンラインゲームコンテンツ市場規模は2020年時点で約1.31兆円。2024年時点でも前年比0.9%増の1兆7216億円と伸び続けています。この市場の売上は天から降ってわいたわけではないので他の市場から移動してきた売上になります。当然、奪われた売上の中にパチンコ業界の売上が含まれているのは当然のことです。
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