高射幸性遊技機の再導入となぜか再導入されないスロットの不思議な理由について
最初に
最近、ミリオンゴッド神々の凱旋や沖ドキが再導入をされているのにバジリスク絆やハーデスなどの人気台が再導入されないことに疑問を持ってないだろうか?
実はこれには理由があります。ミリオンゴット神々の凱旋や沖ドキを再導入したとしても業界の決めたルールには違反しているかもしれませんが法律ではセーフなのです。逆にバジリスク絆やハーデス、初代まどかマギカ、サラリーマン番長なんかを再導入すると違法行為になる為にやりたくてもやれません。この先潰す予定だから大丈夫という問題ではなく違法行為になります。
この不思議な現象について説明していきます。
ミリオンゴット神々の凱旋や沖ドキを再導入できるのか?
これに関しては理由が簡単です。最近の社会情勢のおかげでパチンコ業界が打撃を受けて旧規則期の撤去期限が1年間延長となりました。
【参考リンク】グリーンベルト
旧規則機の撤去期限の延長を巡っては、業界6団体(全日遊連、日遊協、日工組、日電協、全商協、回胴遊商)が警察庁生活安全局保安課に要望書を提出していたのが通った形になっていますが。おそらくは要望書の中には業界団体として高射幸性遊技機の自主的な撤去などを行うということを前提だったんじゃないかと思います。
※ただこの法令決定前の過去の機種に関しては適用されません。
【参考リンク】日遊協
簡単に言うと
ギャンブル依存症なんかの問題はあるけど業界でルールを作って高射幸性遊技機なんかは撤去させるんで旧規則の延長お願いします!
ということを言って旧規則期の延長をお願いしたんだと思います。しかし経営が厳しくなってくると
法律ではミリオンゴット神々の凱旋や沖ドキの延長も認められてる。なんで勝手に業界側でルールを決めた奴に従わんといけないんだ!
近隣の店がゴッドを再導入した。うちも入れないと対応できない。
ということで地域によっては業界で定めたルールを無視して再導入を進めています。これがミリオンゴット神々の凱旋や沖ドキが再導入されている理由になります。
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バジリスク絆、初代まどかマギカなど人気機種が再導入されない理由
これは簡単な理由で、今回の旧規則機の延長が決まった時点ですでに認定が切れていたからです。認定が切れたものはみなし機という扱いになり違法機になります。さらにいうなら導入しようとしても警察に新台入替の為の変更承認書を提出した時点で受理されません。
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旧規則機再導入騒ぎのまとめ
今回の件で思ったのが、パチンコ業界で自主規制のルールを定めたとしても法律的に拘束力がなければ機能しないレベルまで業界が衰退していること、またモラルのない経営者や店舗が増えてきたということがハッキリしたと思っています。
業界団体のトップは危機意識をもって規制緩和に取り組んでいると思いますが、末端の経営者に関しては規制緩和の恩恵だけをうけ自主規制という義務に関しては無視をするというのが今の傾向です。
このままだと倒産するんだから法律の中なら何でもする。
旧規則機の撤去の時に閉店予定だから、法律に触れない限り問題ない。
パチンコ業界が本当に末期ということを自分たちで露呈しているのが今回の騒ぎの理由の一つです。当然、出玉を出すホールなんかはごくごく一部で数年前には考えられないほどの利益率だと思うので今、パチンコスロットを打つ人は愚かとしか言いようがないと思います。
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