最初に
パチンコ業界の衰退の原因は遊技人口の現象です。遊技人口が少なくなっても、射光心の高い遊技機を提供することで業界の売上は変わらないどころか増え続け結果的に出玉規制が強くなり現状のパチンコ店の閉店ラッシュへと繋がっています。現状ではパチンコ店だけでなく周辺機器のメーカー、ついには遊技機メーカーが倒産という状況にまで追い詰められています。
【関連の過去記事】
老舗パチンコメーカーが倒産。あのメーカーが倒産するなんて?パチンコ業界本格的に終了か!?
遊技機メーカーが業界から撤退?
日本でカジノが誕生する可能性が高くなってきています。カジノにはスロットが設置をされていますが、アメリカのカジノで設置してあるスロットマシーンはパチンコ店に設置してあるスロットとは仕組みも出玉率も完全に別物です。
しかし当然ながら日本のスロットメーカーに作れないわけではないので参入することは可能になっています。日本だけで考えるとパチンコ店に販売できる台数よりも遥かに少ない台数になるでしょうが、世界規模で考えると大きなマーケットと言えます。このままパチンコ店のスロットを作り続けても未来がないと考えたメーカーではカジノ用スロットの製造を検討しているメーカーが出てきても不思議ではありません。
脱パチンコ産業の動きが一番目立つのはセガサミー?
世界のカジノに設置できるスロットの認可を取得
2022年5月26日にセガサミークリエイションが製造、販売を行うビデオスロットゲーム「Persona 5 for REELS」が試験機関であるGLIの認可を取得したことを発表ししました。
「Persona 5 for REELS」は世界的にも人気がある「ペルソナ5」の世界観を再現したカジノ用ビデオスロットゲームです。
今後、世界のカジノ施設に設置される予定。
■「Persona 5 for REELS」スペシャルムービー
https://www.youtube.com/watch?v=1VrjVn2DCAI
セガサミーがオンラインカジノ市場を検討
未確認情報ですがこういった記事をネットで見つけました。
https://www.ejapion.com/entertainment/39518/
引用元 WEEKLY MY JAPAN
具体的に海外とはどの国を指しているのかを明らかになっていませんが
オンラインゲーム、E-スポーツ、オンラインカジノが急速に拡大し続けていることを考えるとアジアではなく米国や欧州の可能性が高いと思います。
※注意 2022年10月現在 日本国でのオンラインカジノは違法であると警察庁のホームページに明記されています。
オンラインカジノについて 警察庁
スロットメーカーの脱パチンコの今後について
もしもですが、セガサミーが海外のカジノでスロットメーカーとして成功した場合、恐らくは他のメーカーも追随するはずです。
今はまだ成功例がないので日本のスロットメーカーも海外のカジノへの積極的に参入をしていませんが、もしもセガサミーが成功した場合は追随する可能が多大です。
もしもですが現状のトップメーカーであるサミーやSANKYO、ユニバーサルがパチンコ店へのスロット開発の頻度を減らして海外のスロットに注力した場合、間違いなくパチンコ店のスロットの人気は落ちるのは必然です。
現状でパチンコ業界の衰退は激しく、パチンコ店のみならず周辺機器メーカー、遊技機メーカーの倒産が起きています。
企業として存続する道を模索するのは当たり前ですし、パチンコ店に必要以上に義理立てする必要も皆無です。
遊技機メーカーもパチンコ業界から逃げ出す可能性があるかもしれないのが現状です。