最初に
以前公開した記事なんですが
パチンコ業界の崩壊がここまで。そしてついにパチンコメーカー、パチスロメーカーの倒産が相次ぐのか!?
こういった記事を書きました。これからどんどんパチンコ店だけではなくパチンコメーカー、スロットメーカーが倒産するという予想はしていましたが、まさかあのメーカーが倒産するとは思いませんでした。
パチンコメーカー「高尾」が民事再生
民事再生法の申請ということは世間的には「倒産した」も同然ということです。
民事再生というのは倒産手続きの一種であり経営的にどうしようもない状態になった企業を残す方法を探して再建を目指すというものです。
高尾の発売した台の一覧です。
https://www.p-world.co.jp/_machine/t_machine.cgi?key=,%b9%e2%c8%f8,&aflag=2
機種を見ていくとパチンコで有名なカイジシリーズなどを販売しています。最近も結構な種類のパチンコ台を発売しているのでまだ大丈夫と思っていたのですが…
過去に倒産したパチンコメーカーとしては「マルホン」「奥村遊機」というメーカーがありました。「マルホン」に関しては民事再生を申請して自力で再建を目指しましましたが『天龍』や『鳳凰』のヒットによって見事に復活をしています。逆に「奥村遊機」というメーカーは民事再生を選択せず破産を選び消滅してしまいました。まさに明暗が分かれました。
しかし今回の「高尾」ですが民事再生法申請のニュースと同時に「オーイズミ」が支援を表明しているので協力して債権を目指すことになります。
おそらくは高尾の持っているブランド力や開発力を評価してのことだと思いますが、個人的にはオーイズミもそこまで余裕があるとは思えないので、なにかしらの思惑があり支援をするのだと思います。
これからもパチンコメーカー、スロットメーカーの倒産が起きる理由
これからもどんどんパチンコ・スロットメーカーの倒産は相次ぐはずです。
正直、人気台を数多く販売していた老舗メーカー「高尾」でも倒産するということはもっと零細のメーカーの経営状況はもっと厳しいでしょうし、なんの魅力もない零細メーカーを大手が助けることはありえないでしょう。
大手メーカーも余裕がそこまであるわけではないので戦略的に価値があるメーカーが倒産した場合はスポンサーになったりということがあるかもしれませんが、倒産するメーカーはそういった価値があることは少ないので残念ながら存在が消えることになります。
消費者であるパチンコ店が大幅に減り、当然ながら必要とされる遊技機の台数も減っていることを考えると遊技機メーカーの未来も暗いとしか言えません。
まとめ
現時点でパチンコ店も遊技機メーカーも業績が上向くという希望はほぼありません。
「スマートパチンコ・スパートパチスロへの買替需要があるじゃないか」
という考えの人も多いかもしれませんが、実際に生き残っているパチンコ店が約8000店舗として管理型遊技機(スマートパチンコ・スマートパチスロ)の導入、新紙幣切替への設備投資という大きな転機を迎えて営業を継続するお店はどれぐらいあるのでいょうか?
5000店舗? 4000店舗? お店がそれだけ減った状態で今と同じメーカーの数で同じくらいの遊技機を販売できるのか?
現実を考えるとかなり無理があります。パチンコ店の従業員だけでなく遊技機メーカーも業界からの転職を考える時期に来ていると考えます。
まだ会社に余力があるうちに退職して退職金をもらうという選択肢と、ギリギリまで頑張ってどんどん給料や賞与がなくなり、結局会社が倒産して退職金がもらえないという選択肢があるとすれば当然ながら前者をおススメします。
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