日本からパチンコ店が消滅するまで最短で10年?データから計算するともっと早い可能性
パチンコ店の閉店ラッシュが2023年になっても止まらないどころか加速し続けている。
パチンコ店の店舗数が減り続けているのは周知のことですが、本当に時間このままパチンコ業界の衰退が続き最終的にパチンコは日本からなくなってしまうのか?
毎年、何店舗のペースでパチンコ店が閉店しているのか?
これをあなたは知っていますか?パチンコ店は2022年は月平均67店舗が閉店しました。新規出店もありましたが2022年は最終的に780店舗のパチンコ店が減りました。
毎年数%という単位で減っていく店舗数
資料参考元 全日本遊技事業協同組合連合会 組合加盟店舗の実態調査結果
https://www.zennichiyuren.or.jp/material/report_n.html
上記の表は全日遊技連盟が組合加盟店を調査したものになりますので警察庁発表とは数字が
大きく異なります。集計の方法が違うのでどちらが正確なのかは難しいところです。
2018年12月時点 452店舗 4.5%減
2019年12月時点 437店舗 4.7%減
2020年12月時点 612店舗 6.9%減
2021年12月時点 637店舗 7.7%減
2022年12月時点 810店舗 10.6%減
ここ5年ほどのパチンコ店の純減した店舗数をまとめたものです。信じられない速度で店舗が閉店し続けています。
パチンコ店の閉店の本質が変わってきた。
2012年頃はスロット4号機のAT機が全盛期で売上がどんどん上がる時代でした。そんな中でも閉店する店舗はありましたが、その頃は個人がやっているような小規模なお店の閉店や小規模な店舗を500台以上の大型化店舗にすることが目的でした。
その為、店舗数が減っても市場に設置される遊技機の数は変わりませんでした。
しかしここ数年は本当に経営が苦しくなり、中規模クラスの店舗でも閉店が相次いでいます。それは純粋に遊技人口が減ったことで競争の激化、結果的に競争に負けた不採算店舗の閉店を行い経営状況改善というところが増えました。赤字店舗を閉店だけならいいのですが、ほとんどが赤字店になり結果的に倒産や破産というのも珍しくなくなってしまいました。
税金対策のお店は存在するのか?
昔はそういった景気の良い時期もあったようですが、現状ではそういったお店は殆ど無いでしょう。どうみても赤字のお店が存在している理由としては、許容できる範囲の赤字額だが閉店してしまうと家賃や地代などで大きく赤字になってしまう為、やむを得ず営業している店舗はると思われます。またもう一つ考えられる理由としては
数店舗を経営しているうグループでは、店舗が閉店してしまうと企業イメージが悪くなり
グループ全体の業績が悪化してしまうという懸念を持っているところです。
実はこのパターンのほうが厄介で、赤字を垂れ流すことで企業全体の利益を減らしてしまい結果的に経営が苦しくなるというパターンです。私からすると、このパターンの経営者は無能と言うべき存在で恐らく数年後には会社自体がなくなっていると予想します。
最後のパターンは一番たちが悪いケースです。これは倒産すること前提でお店を運営していてお店を維持する為の賃貸料や地代、消耗品などの費用を親族の会社に払うような形にしておき銀行からの借金が返せなくて破産しても、利益を流していた親族の会社から裏でお金をもらうというパターンです。倒産を視野に入れ意図的に利益を出さないので税金対策という意味ではこれが一番近いのかもしれません。
ちなみに支払う必要のない架空の賃貸料を経費にするという手口で数多くのパチンコ店が脱税とみなされ摘発されています。数年前には大規模な脱税が話題になりました。
大手パチンコ40グループ、総額1千億円の申告漏れ&巨額租税回避!元税理士が指南
参考元 Business Journal
パチンコ店が10年でなくなる可能性が出てきた根拠
これは私の個人的見解によるものですが、このままいくと10年以内にパチンコ店がなくなってしまいます。日本からパチンコが消える これは正直不可能なことだと思っていたのですが、このままいくと本当に現実になりそうです。
2023年3月31日時点でパチンコ店が実質7000店舗を切りそうな状態らしいのですが、2022年に日本から減ったパチンコ店は少なく見積もっても700店舗はあります。
700店×10年 という計算をすると7000 という数字が出てきます。当然ながらこの計算のようにはいかないでしょう。しかしパチンコ店が3000店舗まで減った場合でも遊技機メーカーも今と変わらない開発力を持って存在できているのでしょうか?
おそらくは遊技機メーカーもどんどん潰れていて、かなりのメーカーが撤退しているという
未来が予想できます。残っているのは大手メーカーだけなのではないでしょうか?
そしてそこまでパチンコ店が減った業界から様々な企業が撤退をした結果、さらに閉店が加速する可能性もあります。このままいけば10年でパチンコ店がなくなるのではなく、10年以内にパチンコ店が日本から消えるという夢のようなことが現実になるのかもしれません。
【関連記事】
スマスロは期待外れ?結果的に2022年、2023年にパチンコ店の閉店ラッシュを加速させた原因