予想よりも業績の悪化が大きかった!?
おそらく2022年1月31日以降も営業を続けているパチンコ店に関しては、遊技機の入替も終わりしばらくは大きな設備投資も必要ないので営業を継続すると思われていました。
しかし2月にはいってすぐ閉店したお店、閉店の告知をしているお店が多数出ててきました。それならば1月末で閉店しておいた方が良かったはずだと思うのですがなぜこんな時期に閉店をすることに決めたのか?それには3つの理由が考えられます。
生存店報酬が予想以下だった。
パチンコ店の閉店ラッシュで近隣の競合店が減れば当然ながら自店に来店する客は増えるはずです。おそらく営業を継続しているお店の中にはこういった生存店報酬といわれる客の増加を見込んでいたところもあったはずです。しかし実際は
●旧基準機の撤去に合わせて遊技人口がさらに減った。
●思ったより競合店が閉店しなかった。
こういった事情により見込んでいたよりも生存店報酬が少なかったことが閉店につながったと思われます。
スロット6号機の問題
スロットが6号機だけになり予想以上にスロットへの集客や売上、粗利が落ち込んだんじゃないかと思われます。実際に6号機は打たないと決めている人や6号機は夢がない、勝てないと思っている人が多く5号機撤去直前には駆け込み需要で稼働が大きく上がった反面、撤去後にはスロットに興味をなくした人も多いんではないかと予測されます。
※当初はRe:ゼロから始める異世界生活などが人気で期待がされたのですが、さすがに5号機には及びませんでした。
旧基準機の完全撤去はまだだった。
2022年1月31日を最後に全ての旧基準機は撤去されるはずでしたが、実際には撤去がされていません。理由としてはまだ検定や認定が残っている機種が数機種あること、またなぜか大阪に関しては旧基準機の設置が4月までとなっていることが理由です。
ただ大阪以外はそこまでメジャーで魅力的な台はほとんど残っていませんし集客につながるようなことはありません。
大阪は全ての旧基準機の設置期限が少し長いので、旧基準機撤去前の駆け込み需要の真っただ中ですし閉店ラッシュもこれからということになります。
ということは大阪府という大都市のパチンコ店閉店ラッシュはこれからなのでさらに減る可能性が高いことになります。
まとめ
旧基準機の撤去は思った以上にパチンコ店に打撃を与えたようです。旧基準機撤去後の売上を見て大きな借金を作る前に撤退ということを考えるレベルでの業績悪化ということが2月に入ってもパチンコ店の閉店ラッシュが止まらない理由だと思われます。
会社が存続する為に今後さらに粗利はどんどんキツくなってくると予想をされるのでそうなるとさらに負けやすい環境となり遊技人口の減少に歯止めがかからなくなります。
いわゆる負のループです。パチンコ業界が消滅するまでのカウントダウンが始まったといっても過言ではありません。
ある一定以下の業界規模になってくると業界自体を維持できなくなってしまいます。どういうことかというとメーカーもパチンコ店がたくさんあるから莫大な開発費をかけて新台を開発します。しかし販売できる遊技機の数が減れば当然ながら開発費も下げられ面白い台が登場しにくくなります。そしてもっともっと台が売れなくなるとメーカーは撤退が相次ぎパチンコ台、スロット台の供給が滞ることとなります。これがパチンコ業界消滅への過程で起きることです。そうやってどんどんメーカーもなくなってしまえば…どうなるかは想像できるでしょう。
そしてここから大阪という大都市でのパチンコ店閉店ラッシュが始まります。
2022年末には果たしてパチンコ店は何店舗にまで減っているんでしょう?
すでに誰にも予想できないレベルにまできているのかもしれません。
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