パチンコ、パチスロによる依存症対策は簡単なのになぜやらないのか?換金禁止にしなくても貸玉金額の上限を下げれば問題解決

目次

最初に

パチンコ依存症とはギャンブル症候群の一種で症状としては

  • ぱちんこで勝ったときの興奮を追い求めて、賭け金の額がどんどん増えてしまう
  • パチンコを途中で中断したり、中止したりすると落ち着かなくなったり、イライラしてしまう
  • ぱちんこをやめようと努力したことがある
  • ふとぱちんこのことが頭をよぎる
  • つらい気分を紛らわすためにぱちんこをする
  • ぱちんこで負けたお金をぱちんこで取り戻そうとして、またぱちんこに戻ってしまう
  • ぱちんこにはまっていることを隠すために嘘をつく
  • ぱちんこで大切な人間関係を失ったことがある
  • ぱちんこで借金をつくり、誰かに金を無心した

このぱちんこの部分はスロットにも呼び変えることができます。

 

ぱちんこ依存問題への取り組み

遊技機の射幸心を落とす為の規制

パチンコに関しては出玉の規制や大当たり確率を規制することでギャンブル性の低下を狙い、スロットも6号機で規制されています。しかしパチンコの規制は実質ないようなものでスロットはともかくパチンコは全盛期のギャンブル性といっていいほど出玉性能が上がっています。

リカバリーサポート・ネットワークの設立(相談窓口)

http://rsn-sakura.jp/

カバリーサポート・ネットワークは、パチンコ・パチスロの遊技に関する依存及び依存関連問題解決の支援を行うことを目的に設立された非営利の相談機関です。問題でお悩みの方やそのご家族を対象に、無料で電話相談を実施しています。

しかしあくまでも自分に自覚があり困っている人限定になるので、本当の依存症患者はここへ電話することなどほとんどありません。

パチンコ店で自己申告による入店禁止措置

これは店単位になりますが本人による自己申告で一定以上の金額使用の禁止や入店自体の禁止という措置をとることができます。ただこれに関しては業界で決めたことに対する義務のようなもので積極的に展開しているという風には感じませんし、従業員の中にはこの存在を知らない、やり方を知らないということが多いのも実情です。

 

パチンコ店でのギャンブル依存症をなくす方法

これに関しては換金禁止が一番の問題解決になりますが、3点方式などのグレーゾーンを理由にパチンコ店は認めることはないと思います。これを認めると間違いなく日本中のパチンコ店のほとんどが絶滅してしまいます。

それではどうするのがギャンブル依存症を解決することができるのか?

過去にはミリオンゴッドのような出玉性能が高い遊技機が出たことにより検定の取り消しや規制が強化されていきました。4号機から5号機、5号機から6号機へと規則は変わってきましたが規制を工夫で乗り越えようとメーカーと警察の攻防はどんどん激しくなっています。抜け道を探すことでどんどん規制が厳しくなり実質的に6号機にはスロットの未来がないと言われるところまで来てしまっています。しかし考え方を変えると遊技機の規制以外でもギャンブル性を大きく落とすことが可能です。

 

貸玉金額の上限変更

そもそもなぜパチンコは4円もしくは4.32円を上限とする貸玉金額が存在するのか?

その理由は法律により貸玉金額の上限が決まっていたからです。

1948年100円100玉

1949年100円50玉

1972年100円33玉

1978年100円25玉

ここ最近で4円以下ということで法律が変わり1円などの低貸パチンコや低貸スロットが誕生し得ちます。また2014年消費税の増税のタイミングで上限が4.32円まで認められることになりました。現状で4円もしくは4.32円というのは法律で決められた上限だからということになります。

例えばですが4円や20円スロという高い金額だからこそギャンブル性が上がるわけで、そこについていけないライトユーザーが1円パチンコや5円スロットを打っています、低貸を打っていて借金を作るほどのヘビーユーザーというのは少ない傾向にあるのは間違いありません。

遊技機に規制をかけるというのも当然ながらギャンブル依存症への有効な手段だと思いますがどうしても遊技性まで犠牲にしてしまい面白くない台、夢のない台が登場することになります

しかし遊技機の方ではなく貸し玉金額の上限を大きく規制した場合は、まちがいなく出玉性能がそのままであってもギャンブル性が大きく落ち込みます。

現状で大工の源さん韋駄天で1時間当たり50000発出るとしても、4円の場合なら20万円あったとしても上限を1円にしてしまった場合は1時間に5000円しか出なくなります。そして使用する金額も4円に比べて1円ということになれば1/4まで使う金額は減ることになります。ギャンブル性が下がることで興奮は減るので依存症になる可能性は大きく減ります。また出玉性能はそのままだとすればゲーム性も犠牲にすることなくまた玉やコインが沢山出るという面白さも残すことになります。

貸玉の上限変更を行えば「大きく勝てない」、「大きく負けない」ということになり遊技機を規制するよりももっと簡単にギャンブル性を下げて依存症対策をすることが可能になります。

 

個人的にはパチンコの貸玉上限は1円、スロットの貸コイン上限は5円というのが最適だと思います。ただ上限を下げるだけだとパチンコ業界の反発は免れないと思うのでそれに関しては遊技機の規制を少し緩める必要があると思います、しかしパチンコに関しては出玉性能が全盛期に近いくらいまで上がっているので規制を緩めるのはスロットだけで十分だと思います。

 

絶対に変更してはいけないルール

パチンコに関しては現状のまま。そして1分あたり100発の打ち出しは絶対に変更してはいけません。これを解除すればとんでもないパチンコが登場してくるはずです。
スロットに関しては有利区間撤廃、2400枚規制に関しては問題ないと思いますが、スロットのウェイトは4秒に関しては絶対に解除をしてはいけない部分です。これも当然ながら解除すれば時間当たりのプレイ数が大きく変わる為、とんでもない遊技台が登場しそうです。

 

まとめ

ギャンブル依存症を撲滅する為には射幸心というものを減らす必要があります。パチンコの場合は換金を禁止にしてしまえばギャンブル性はほぼ皆無になるのですが様々な問題がありこれに関しては実現するとは思えません。
しかし射幸心を下げるのと同時に遊技性を上げることでパチンコ店には新たな可能性が見えてきます。パチンコはギャンブル業ではなく遊技業であるという人が一定数いる以上はこの方法で商売で継続できるはずです。今の法の抜け道を探して突くような営業を続けていても間違いなく業界の未来はありません。
実際に遊技人口が減り続けているのがその証拠です。客がどんどん減り続けている現状でこのまま営業を続けていてもパチンコ業界に未来はありません。
仮に低貸専用の高純増スロットの許可がでれば実際に検証することができると思います。

ギャンブル依存症、パチンコ依存症は考え方を変えることで大きく減らすことができると思いますが、変化を好まず過去の栄光を忘れられない経営者が多い限りはパチンコ業界はこのまま緩やかに衰退をして業界が消滅するのも近い未来だと思います。

 

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