評価制度?評価制度に失敗しているパチンコ店は面白いほど業績が落ちる件
最初に
最近はどこの企業でも評価制度を導入する企業が増えてきました。パチンコ店でも評価制度を導入しているところが増えてきていますが、評価制度を正しく理解して導入していない為に大きく経営が傾いているところも出てきています。
今回はそれについて書いていきます。
評価制度について
その人が会社に対して売上などどれだけ貢献しているのか?その人の能力はどれぐらいあるのか?それをメ見える化して給料や賞与に反映させようというのが評価制度というものです。本来であればその評価制度をもとに自分に何が足りないのか?なにが必要なのかをる為のツールでもあるはずなのですが正しく機能していない企業が多すぎるのが現状です。
有名な話としては売上1兆円、経常利益1000億円だった富士通が人事制度改革として行った 「成果主義」によって大きく業績を落としたのは有名な話でしょう。
評価制度の間違いや抜け穴によりパチンコ店はたやすく業績を落とす。
評価制度に書いてあることを重視すれば、評価制度の点数が上がり給料や、賞与が増える。ということであれば社員はみんな評価シートを基準に仕事をしていきますが、評価制度に記載されていない仕事はみんなやらなくなるか後回しにします。
その中でも意識が高い人は、評価制度に記載されていなくても重要な仕事に関しては自主的にやりますが当然ながら評価はされず、またそういった業務に時間をとられてその人の評価は低くなるでしょう。
真面目に仕事をしているのに評価が下がるというのは最低なことで、そうなってくるとどれだけ重要な仕事であってもやらない人が増えてきます。
そういった積み重ねが確実にパチンコ店の業績を落としていきます。
極端な例ですが、トイレが汚い、トイレットペーパーがちゃんと補充をされていなくて困ることが多いといったパチンコ店があったとしても、評価制度にそういった類のことについて評価されるような項目がなければ無視をして他の業務をこなしたほうが評価が上がりやすくなります。ただこういったトレイが汚い、トイレットペーパーがよく切れているようなお店に行きたいでしょうか?
答えは間違いなくNOでしょう。これは極端な例ですが、評価制度が正しく作られていないとこういったことにつながる可能性すら存在しまます。
評価シートが元で発生した事件
スルガ銀行ではシェアハウスと称した投資用不動産の不正融資
https://sharehouse7.com/surugabank-illegal-loan/
この不正融資事件の背景には評価制度の抜け穴、攻略法があったと思っています。攻略法があれば当然ながらみんなそれを使用するでしょうし、それにより賞与が100万円単位で変わってくるとなれば部署内のほとんどの社員が使用していても不思議はないと思います。
評価制度とは社員の行動を決める地図であり、そこに攻略法や抜け道があったとしても高得点が取れるのであれば行動する人がいても仕方がないと思われます。
まとめ
スルガ銀行のような大きな組織であっても評価制度に攻略法や抜け道が存在しました。パチンコ店のような小さな企業の集合体であれば独自の物を作成するよりも他業種から真似をしているような会社も多いと思われます。
しかしそれが本当に自社に合っているのか?パチンコという業種に合っているのか?というのには疑いが残ります。どこも評価制度を導入してきたから真似をする、最近の流行だからといういい加減な理由での評価制度導入なら面白いように業績が落ちるのは間違いありません。
そして業績が落ちている理由が
パチンコ業界自体が不振だから
と言っているようなら来年にはそのパチンコ店、そのパチンコ店運営会社は閉店もしくは倒産していると確信しています。
現状でパチンコ店は8000店舗ぐらい、それに対してパチンコ店のオーナーの人数は多めに持つもって1200人程度、もしかすると1000人を切っているかもしれません。その中で個人店舗ではなく企業として運営しているオーナー数となるともっと少ないはずです。
狭い世界の少ない経営者です。改革や改善を考えているようなオーナーはどれくらいいるのでしょうか?中には代替わりをしたばかりの学生のような考えの経営者も多いはずです。
来年、パチンコ店は7000店舗を維持できているのでしょうか?
私は2025年には5000店舗を割り込み、遊技機メーカーも今の半分くらいになっていると予想をします。
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