最初に
パチンコ業界は消滅の危機にあり、パチンコ店は全て閉店して日本から消えるしかないという趣旨の記事ではなく、ここから本当に復活の方法はないのか?閉店ラッシュ真っ只中のパチンコ業界が以前の栄光を取り戻す唯一の方法としての記事です
パチンコ店の弱点について
パチンコ業界は2000年後半から大きく衰退の道を歩み始めました。
パチンコ店が庶民の娯楽に戻り遊技人口を増やす為にはいくつかの弱点を克服する必要がありますが、おそらくは時代にあっていないことが最大の理由です。この中でも特に大きな理由について紹介していきます。
高すぎる固定費
最近のパチンコ店では500台以上のお店も珍しくありません。。しかし店が大きくなり遊技機の台数が据えれば増えるほど電気代、家賃、人件費などがかかるようになります。店を営業しておくだけで月1000万円以上の固定費がかかるお店も珍しくありません。その固定費のしわ寄せは客が支払うことになります。当然ながら
使う金額が大きい
昔のパチンコは1000円あれば遊べたとよく言われますが、今のパチンコやスロットで5分くらいで1000円が消えてしまいます。遊びに行くたびに数万円を用意しなければならないのなら当然ながら行く人も行く頻度が下がってしまうのも当然でしょう。
遊技の時間に対しての対価なら異常な料金と言えるでしょう。
店に行く必要がある。
当たり前のことですが、いつでもどこでもパチンコ、スロットが楽しめるのではなくパチンコやスロットを遊ぶ為には店に行く必要があります。スマートフォンが普及して自宅でお手軽に余暇を過ごせることを考えるとこれはかなり不利な点です。
しかも課金ユーザーの中には月に数万円ガチャを回している人も珍しくなく、余暇に使うお金がパチンコに流れにくくなっているのも大問題です。
その他
ここまで色々と書いて現状のパチンコ店というものを全否定する形となりましたが、それだけ現状では問題と課題が多いということでしょう。
これから先、スマホゲームやインターネット購入できるようになった公営ギャンブルと競う為にはどうしても改革が必要になります。
これは公営ギャンブルの例ですが
公営ギャンブルの種類 | 2024年度売上高 | 前年対比 |
---|---|---|
中央競馬(JRA) | 3兆3,134億円 | 101.2% ↑ |
ボートレース(競艇) | 2兆5,227億円 | 104.2% ↑ |
競輪 | 1兆3,282億円 | 111.7% ↑ |
地方競馬 | 1兆1,287億円 | 103.7% ↑ |
オートレース | 1,176億円 | 107.8% |
年度 | 中央競馬 | 地方競馬 |
2019年 | 2兆8817億円 | 7009億円 |
2020年 | 2兆9834億円 | 9123億円 |
2021年 | 3兆9111億円 | 9645億円 |
2022年 | 3兆2539億円 | 1兆651億円 |
2023年 | 3兆2754億円 | 1兆734億円 |
2024年 | 3兆3134億円 | 1兆1287億円 |
インターネットで馬券などを購入できるようになったこともあり劇的に売上が上がっています。以前は消滅の危機にあった公営ギャンブルがここまで復活したのは競馬場、競艇場に行かなくても投票権が購入できるようになったことが要因なのは間違いありません。
ソーシャルゲームの課金をするぐらいのお手軽さで馬券などを購入することができます。
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