パチンコ店はブラック企業なのか?様々な視点から分析して結論を出しました。

パチンコ店はブラック企業なのか?様々な視点から分析して結論を出しました。

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最初に

パチンコ店と言えば風俗業、ギャンブル業、暴力団と関係があると言うのが一般人のイメージですが少なくとも2023年時点では暴力団と関係のあるパチンコ店は皆無でしょう。しかし一般人に知られることの少ないパチンコ店業務ですがブラック企業というイメージを持っている人は少ないと思います。そんなパチンコ店労働時間等について紹介していきます。

パチンコ店の労働時間について

この説明をする前に一般的なパチンコ店の役職と業務内容についての説明をしていきます。
※この記事はある程度の規模のパチンコ店についての記事なので誤解がないようにお願いします。

ブラック企業の定義 引用元 Wikipedia

パチンコ店の役職と業務内容

ホールスタッフ

基本的にホールスタッフとカウンタースタッフ、班長などの役職者で構成されます。基本的には接客がメインの仕事でホールスタッフが対応できないトラブルにはさらに上位の役職者が対応することになります。このホールスタッフはアルバイトと正社員で構成されます。

幹部社員

管理職と言われる立場で基本的にバックヤードで働く役職者です。

店長

副店長

主任

副主任

事務所社員(役無し)

これらが一般的ですがこれらの管理職の仕事は営業中はデータ確認して不正な遊技客、ゴト師なとがいないかをチェックしたり、ホールコンの入替設定、入替書類の準備などの一般的な管理業務を行います。あとはホール社員が対応できない大きなクレームや台トラブル、お金に関する対応でホールには出ることになります。

 

勤務時間に関して

前者のホール社員に関してはアルバイトであれ正社員であれ残業はほとんどありませんが残業をした場合は残業代が支給されるところがほとんどです。といっても通常業務で残業することはほとんどなく、新台入替やリニューアルオープンの時ぐらいではないかと思います。

問題は幹部社員です。ひと昔前はたとえ早番であっても閉店1時間前には事務所に戻り、全員で集金、釘調整やスロット設定をするところがほとんどでした。

下のグラフを見てみてください。

早番の仕事で7時間働いて夜に3時間であれば勤務時間は10時間ですが、拘束時間は朝8時から深夜1時までと約17時間拘束になります。翌日早番であれば、すぐに帰って寝たとしても通勤時間や食事や入浴の時間を考えると5時間もないのではないでしょうか?プライベートの時間も確保できないでしょう。

結果的に事務所社員になった若手社員が35歳までに8割ほど退職していました。さすがに時代に合わないということでここ10年ぐらいで改善されて完全二交代制に移行しているところがほとんどですが、中小に関してはまだこの勤務体系を維持している時代遅れの企業もあります。

しかしほとんどのパチンコ店で一般的な企業よりも勤務時間は明確になっており店舗責任者でもない限りは30時間を超える強制的な残業はないでしょう。店長に関しても出勤してタイムカードを打った後でメーカー視察やライバル店の視察ということですぐに出て店で1時間も働かないようないるぐらいなので店舗管理者だからと言って残業が多いとは言い切れないでしょう。

 

ブラック企業の定義とは

ブラック企業については明確に定義されていません。しかし一般的には以下の4点が該当するといわれています。

① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す

② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行

③企業全体のコンプライアンス意識が低い

④ 労働者に対し過度の選別を行う

 

先ほど労働時間に関しては説明をしました。賃金不払いに関してはあまり聞きませんし、パチンコ店でそういったことがあるならばすぐに倒産となるでしょう。

パチンコ店で問題となるのはコンプライアンス意識パワーハラスメントの部分と労働者に対して過度の選別を行うという部分だと思われます。

 

パワーハラスメントと過度の選別について

パチンコ店と考えた場合の最高権力者店長です。社長や役員という人たちは店舗にはそこまで来ないでしょうし、もしも来店したとしても従業員の話を聞いたりする時間はないはずです。パチンコ店という密室で部下の生殺与奪件を握っているのは店長となります。

かりに店長が特別扱いをすれば部下の昇進を早めることは可能でしょうし、仕事を楽にしてあげることもできます。

 

逆に気に入らない部下には昇進をさせなかったり、仕事を必要以上に押し付けて退職に追い込むことも可能です。

さきほど店長が店長がタイムカードを押して出るという話がありましたが、部下にタイムカードを押させて店舗に出勤せずどこかに行くという行為が横行している企業もあります。そんなサボり行為の手助けをするような部下は厚遇されるでしょうし、指摘をするような部下は冷遇されます。こういったこともパワハラの一環でしょうし、自分のお気に入りの可愛いアルバイト社員に対し様々な行為を使用するのもパワハラ・セクハラです。

色々なところからこの手の話を聞くので、これに関してはパチンコ業界で横行していると私は思っています。

 

パチンコ店のコンプライアンス意識に関して

ここ20年くらいでパチンコ店でもコンプライアンス意識が言われるようになってきました。広告宣伝であったり故障台の部品交換でちゃんと手順を踏んで書類提出など遵法意識をもってやっていこうというのが最近のパチンコ業界の流れです。

その反面、業界の自主規制に関しては守らず、なんでそんな損をするようなことをする必要があるんだとばかり法律を盾に取り決めを破る企業も出ています。

それについては以下の過去記事で確認してください。

沖ドキ再設置問題発生!やっぱりモラルのなかったパチンコ業界。潰す必要を感じます。

高射幸性遊技機、みなし機であるミリオンゴッド‐神々の凱旋‐が打てる店と理由

ただ法律を盾にしていますが、根本的にパチンコ店は法律を無視しているところがあります。換金については3点方式でクリアしていたとして釘調整は違法です。

実際に釘調整をすることで逮捕者も出ています。

以下はパチンコ店で従業員が書類送検をされた例です。

パチンコ店の釘曲げ、景品の自家買いで経営者だけではなく代表含む男女10人が書類送検されました。

 

会社からの業務命令で業務を行っているだけなのに、ある日突然警察が来て逮捕される可能性がある。これは健全な職場と言えるのでしょうか?

これは禁止されている地域で風俗店を営業していて発覚と同時に逮捕されるのと同等レベルの恐ろしさだと思います。しかし働いている側が自分が逮捕されるなんて危険性を知らないのはさらに恐ろしいことだと思います。

 

パチンコ店がブラック企業なのかの結論

労働時間に関しては比較的ホワイト企業並みだと思います。パワハラ・セクハラに関しては発生しやすい環境ではあると思いますがある程度の規模の企業であればそれなりの対策はされているでしょう。むしろこの部分をしっかりとしていないと有能な人材が逃げていくので近々倒産をすると思います。

しかし根本的に大問題なのが、役職者になり釘調整を行う立場になった時に逮捕される可能性があるというところが大問題です。

会社からの業務命令に従い真面目に勤務しているにも関わらず犯罪を犯す必要があり、犯罪者として逮捕される危険性があります。

 

釘調整は違法行為です。

この部分がある限りパチンコ店はブラック企業の分類になると思っています。もしも釘調整をしていないお店があるというのなら教えてください。もしもそんなお店があるのなら教えてください。もしも本当にそんなパチンコ店が存在するならこの記事は削除します。

※当然ながらスロット専門店は除外します。

 

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