パチンコ業界を揺るがした設定漏洩事件の犯人とされる社員は何の社会的制裁もなく業界を去っていたのか？

最初に

この事件の犯人とされる人物は設定漏洩による処分で解雇ではなく別の理由で解雇されパチンコ業界を去りました。この記事は特定のグループの目風評被害にもつながる可能性がある為にグループ名や店名について伏せています。ただパチンコ業界のニュースに詳しい人なら予想はつくと思います。

しかし類似の事件は全国のパチンコ店で起きていた可能性はありますし現在進行形で発生している可能性さえあります。

 

パチンコ業界を揺るがした設定漏洩事件

この事件の概要としては店長が設定情報を自分が雇った打ち子に漏らして打たせてその利益を得ていたとされする事件です。これについては打ち子に誘われた人物がグループ本社への通報とSNSで店長とのLINE履歴を公開したことから大騒ぎになりました。

この事件はかなりの大騒ぎになり該当店舗や本社への多数のクレーム電話、大量の貯玉引き出し、銀行からの一時的な融資停止など会社に対して多大な損害を与えました。

しかし該当の社員は設定漏洩による解雇ではなく別の理由で懲戒解雇となりこの事件に対してのペナルティを何も受けることなくパチンコ業界を去ったと思われていました。。

この理由としては

事件発覚時にはLINEが乗っ取られていたと言い張り機種変更が行われた後で証拠になるデータが削除されていた。

金銭的被害についてスロットの仕組み上計上できなかった

以上2点が言われていますがこれについては個人的に違和感を感じます。

 

私が感じた違和感

証拠を押さえることができずに設定漏洩による解雇を行えなかったということですが、それは会社が行うことではなく警察に被害届を出して警察が行うべき捜査です。

会社側が証拠を押さえられなかったいっていますが、会社が最初から最後まで調査して審判を下すということには違和感を感じます。

本来であればある程度の証拠が固まった時点で、警察に被害届を提出するべきでしょうし自社に来てくれるお客への誠意だったと個人的に思います。

警察になぜ被害届を出していないの？

私が感じたのはこれだけの大事件になりながら警察への被害届もださず公的な捜査を依頼しなかった点にでした。

 

実は被害届を出していた！

犯人とされる店長は元同級生らに漏洩し、店に30万円相当の損害を与えたとして、元店長を背任罪で送検。容疑者は1月下旬、同級生1人に2回にわたり設定を漏洩し、22万円相当のメダルを不正に取得。別の同級生2人に対しても同様の漏洩を行い、8万円相当の損害を店に与えていたということです。

事件発覚後に会社側は警察に被害届を出していたようで、捜査中の為にそういった事情を話すことができなかったようです。しかし被害額についてはこの記事を読む限りはごくごく一部しか計上できなかったのではないでしょうか？

しかしこれだけの大事件だったので背任罪で送検されたことまで大々的にオープンにしない限りは類似犯が出てきてもおかしくないと思っています。

今後も続くであろう設定漏洩の事案について

スロットの設定漏洩について完全に防ぐ方法はありません。例えオール設定➀であったとしても事務所社員複数人で結託すれば高設定を入れた後で設定１に戻すことも可能です。どういう風に設定変更をしたのかをスロットの設定変更履歴で調べることは不可能です。

そしてパチンコ業界がこれだけ衰退している中でス少しでもお金を持っておきたいというのは人情でしょう。金庫の中のお金を盗めばすぐに発覚しますが、スロットの設定漏洩での不正な収益は数字では分かりません。

そしてもしも設定漏洩が発覚したとしても風営法違反での通報をすると脅されれば屈服するパチンコ店が出てくるかもしれません。

そう考えるといつも同じパチンコ店にいて、いつも出玉を出している人を疑う人がいても不思議ではないのかもしれないという視点を持つようになりました。

2020年の年末にも数千万単位の設定漏洩事件が発生しているぐらいなので….

ただ分かっていることは店長が設定を漏洩して不正に利益を得ていたとしても、会社の計画通りの粗利は確保します。つまり本来客側に還元されるべき出玉を店長が着服していることになるのでそういったお店での勝率下がることになるでしょう。ましてや数千万単位で行われていたとなれば本来勝っていた人が大負けしていても不思議ではありません。しかし毎年のように設定情報漏洩の話がでてきます。当然ながら発覚していないお店もあるのと思うのでこれも
客が負けている要因の一つなのかもしれません。

 

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ただ今回の事件にしても最終的にどのような罪状で起訴されたのか？店側が弱みを握られ被害届を取り下げて不起訴になっていないのか？

など最終的な結末が分からない点が不完全燃焼です。