パチンコ店で懲戒解雇が相次いでいる?「横領」「設定漏洩」閉店が相次ぐパチンコ業界の末期
最初に
最近、パチンコ店での懲戒解雇の情報が入ってくることが多くなりました。特に聞くのが
「横領」
「設定漏洩」
この2つです。以前はあまり聞かなかったのになぜこんなこととが起きているのか….
この理由について色々と書いていきます。
懲戒解雇事案の不正行為とは
「ゴト器具取付」
「バックマージンの要求」
「設定漏洩」
「横領」
こういったものが主でした。しかし最近ではこの不正には変化脳傾向があります。
「ゴト器具取付」
「ぶら下がり」などのゴト器具は殆どありませんし、防犯カメラの進化により取り付けば場合は発見されやすくなっています。その為、最近ではこの手の不正はあまりないようです。
「バックマージンの要求」
以前は、台の大量導入を約束する代わりに一部の本部社員や幹部社員がメーカーからお金を受け取っていたようですが、最近ではパチンコホールもそうですが、メーカー側でも余力がなくなりこういったことはなくなってきているようです。もしかすると一部のホールやメーカーでは行われているのかもしれません、昔よりもやりにくくなっていることは間違いありません。
「設定漏洩」
今も昔もオーソドックスな不正です。特に最近ではLINEやSNSの発達により知人だけではなく、打ち子を集めて組織的に行った社員がいたことで注目を集めました。
おそらくは一番行われている不正がこれだと思われます。
【関連記事】
最近、パチンコ店でスロットなどの設定漏洩事案が頻発している理由
「スロット」「設定漏洩」このワードで調べるとネットで調べてもこれだけ出てきます。
「横領」
横領は最近増えてきた不正案件です。昔は店長が、一部の売上を着服したりという横領がメインだったようですが、最近では少し傾向が変わってきたようです。
客が忘れていったICコインを精算して着服
落とし金を着服
というのは昔は昔からありますが、最近では少し考えれば分かるような着服が起きているようで驚きました。
金庫の着服ですが、普通に考えればそこからお金を抜けば夜に金庫のお金を合わせる時にスグにバレてしまいます。お金を集金して金庫のお金と売上げを合わせて計算するのですから、もしもそこでお金を抜いてしまうと翌日の閉店の締めでお金が足らないということですぐに前日の責任者がお金を抜いたとバレてしまいます。バレるはずでした。
しかし最近では業界の業績不振の影響もあり年配のベテラン社員をリストラして、若者を役職者にするという傾向があります。しかし実はそのことが原因で金庫の着服が起きています。
札束からお金を抜く
金庫の中にあるお金は毎日すべて動くわけではありません。一部のお金はずっと動かずにおかれていることもあります。その為、その万札の束から数万円抜かれているという横領があったそうです。これも以前ならベテラン社員が毎日金庫のお金を全て調べるように徹底していたり、ベテラン社員自身が日々、閉店後の締めで確認をしていましたが最近では若い人ばかりになりそういった部分から手を抜き「いつお金を抜かれたか分からない」ということが起きています。
硬貨の箱からお金を抜く
パチンコ店では100円玉もあります。しかしここ数年の稼働低下で昔ほど硬貨の開店も少なくなってきたということです。100円硬貨などは棒金が詰まった箱を銀行で両替しているところも多いですが、例えば金庫の中に20万円の箱が5個あったとして、一番奥の使わない箱から棒金を抜いたとしても分かりにくく、あるお店では1箱が完全に空箱になっていたという話もあります。これも毎日チェックしたり不要な100円玉を置かないようにすれば防げるのですが、上記と同じようにベテラン社員の退職に伴いこんなしょうもない横領が起きています。
すぐにバレなくても絶対に発覚するような不正が起きるということは、幹部社員の能力がどれだけ低いのかということが分かる気がします。
なぜパチンコ店で不正が起きるのか?
誤解がないように書きますが、これは決してパチンコ店だけの問題ではありません。手の届くところに大きなお金があるような業種であれば特に不正は起きやすいと思っています。ただパチンコ店の場合は不正の手段が数多くあるのと、すぐに発覚するような稚拙な不正が多いのも事実です。
これは社員のレベルが低いのか?
完全にお金の感覚が麻痺しているのか?
周囲が当たり前のように不正をしていて敷居が低いのか?
それは分かりませんが、パチンコ店では様々な不正の方法があり懲戒解雇をされている人がいるという事実があります。
また不正をするハードルが低いということにつながるのかもしれませんが、実際に従業員を刑事告訴したとしても途中で示談や無罪放免というのが多いというのもあるのかもしれません。
特に思うのが設定漏洩に関する被害についてはパチンコ店が一番腹が立つ不正になると思いますが、実際に裁判などを続けていく過程で犯人から脅迫、もしくは交渉をされる可能性があります。
スロットの設定を行う、もしくは知りうるレベルにいる社員なら当然ながら会社の様々な情報を知っています。。遠隔操作、脱税などという大きな問題ではなくてもパチンコ店では様々な違法行為を日常的に行っています。
一番分かりやすいのが釘調整です。パチンコ店の釘調整は公然の秘密レベルで日常的に行われていますがこれは完全な違法行為です。不正をした社員が、どうせ自分が捕まるなら会社の不正を告発してやると脅せばそれなりの落としどころになる可能性が非常に高いのです。
腹が立つ話ですが、いざ捕まれば会社の違法行為を暴露するぞという気持ちで不正を行っているようなたちが悪い社員がいる可能性さえあるでしょう。
不正が発覚してもそこまで重い処分を受けない。
私はこれもパチンコ店の不正が増える要因の一つだと思います。
これからパチンコ店で懲戒解雇が増えると思う理由
私がそう思う理由は簡単です。これからもっともっとパチンコ店の業績は落ちてくるでしょうしさらに閉店ラッシュが続きます。そうなってくると賞与の減額であったり、給料カットであったりと収入面で不満がたまってきます。中には普通に生活していても今までの生活レベルを維持できなかったり、パチンコ業界に見切りをつけて退職を前提にまとまったお金を作っておこうという不心得者が出てきてもおかしくありません。そういった状況を考えると従業員の不正による懲戒解雇は増えることがあっても減ることはないと思います。
懲戒解雇が続く会パチンコ店は退職すべき理由
懲戒解雇が続くようなパチンコ店には色々な問題が考えられます。
●経営が苦しくなり理不尽なほどの給与やボーナスカットなど待遇の悪化
●能力ではなく好き嫌いで昇進を決める人事制度
●経営陣への不満
●不正が日常的に横行していて麻痺している
どんな理由があっても不正をすることは許されませんし、不満がれば退職すればいいだけの話です。下手にそういうところで働いていると不正の片棒を担がされたり巻き込まれる可能性があります。絶対に退職するべきです。
コメント