パチンコメーカーの「西陣」ですが、すんなり廃業できないかもしれない。

目次

2022年 メーカーグループ パチンコ販売台数トップ5

順位 メーカー  販売実績
1位 SANKYOグループ 237,500台
(18機種)
2位 三洋グループ 145,500台
(14機種)
3位 ニューギングループ 103,000台
(14機種)
4位 サンセイアールアンドディ 96,000台
(11機種)
5位 平和グループ 86,000台
(13機種)

上位トップ5のパチンコ販売台数です。1位と5位では約2.8倍も差があります。それでも西陣とは大きな差があります。

 

西陣2021年~2022年販売実績

販売時期 機種名 名義 販売台数
2021年5月 PモンキーターンV MD 西陣 5000台
2021年8月 P織田信奈の野望 全国版 MGa エース電研 3000台
2021年10月 P花満開 月光 ZC 西陣 1200台
2022年3月 PハイスクールD×D真紅 MC 西陣 1300台
2022年8月  Pモモキュンソード閃撃 MD 西陣 3000台
2022年8月 P刀使ノ巫女 エース電研 300台
2022年11月 PモンキーターンⅥ超抜 エース電研 7000台

※台数参照元は PiDEA様 https://www.pidea.jp/articles/1677641455

合計20800台です。正直この台数はかなり少ないでしょう。感染症の影響で半導体不測の面もありますが、聞いた話では販売予定台数を完売できたのはモンキーターンだけでそれ以外は販売予定台数の半分も売れなかった機種もあるそうです。

西陣廃業のまとめ

私の個人的な感想ですが、西陣廃業の根本的原因は販売力の不足です。売れる台だけを売るのはあたり前ですが、売れない台も売ってくるのが優秀な営業マンです。

販売された機種の中には販売台数が不思議なほど面白い台もあるそうです。しかし導入をされているお店が少ないので遊技する機会に恵まれず評価することすらできなかった機種もあるはずです。そう考えると今回の廃業の責任は営業にもかなりあるのではないかと思います。

優秀な営業であれば他メーカーへの転職も難しくないと思うのですが、無理をして売る気のない営業の場合、転職もできなくて会社に責任をとれという他責体質なのではないかと思ってしまいます。ただパチンコ店が遊技機選別の目が厳しい今、そういった営業の人は他業種への転職をおススメするべきかもしれません。無理に営業し続けても業績改善は難しいでしょう。

ただどちらにしろ廃業の理由がはっきりしている以上「理由なき廃業」ということで廃業が取り下げられる可能性はほぼ0%だと私は考えます。

【関連記事】
業績好調な遊技機メーカーもありますが老舗メーカー「西陣」が廃業するそうです。

1 2
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

目次