2023年になってもパチンコ店は遠隔操作をしているのか?摘発事例

2023年になってもパチンコ店は遠隔操作をしているのか?摘発事例

最初に

パチンコ店といえば絶対に遠隔操作の噂はかかせません。ネットでパチンコ店の掲示板を見てみると必ず〇〇店は遠隔操作をしているといった書き込みが必ずあります。事実、10数年前には遠隔操作で摘発された事案がありました。しかし年号も令和になったこの時代に今だパチンコの遠隔操作は行われているのか?これについて考察していきました。

パチンコの遠隔操作の仕組み

パチンコ業界関係者は遠隔操作を否定しますが、それは比較的若い世代の人達です。それよりも古い世代の人達はパチンコの遠隔操作を否定しませんし、昔のことを自慢話のように語る人たちがいます。
初代大工の源さんや5回リミッターの海物語よりももっと前の時代にパチンコの遠隔操作が摘発された「ボナンザ事件」が起きました。
手口としてはパチンコの主基板に不正な器具を取り付けて、遠隔操作用のPCを操作することで信号をおくり自由自在に

●大当たりさせる

●どの図柄で当てるかを指定できる

●島単位での大当たり調整

●大当たりさせない

ことができたということです。主基板にぶら下がるといわれるケーブルを取り付けていたので目視にて発見できたそうですが、警察が定期的に行うパチンコ台やスロット台の新台検査が詳細にチェックできるかを考えると内部からの通報があったのではないかと。

噂ではオーナーに追い出されそうになった店長が腹いせに警察に通報した為、遠隔操作の仕組みぶら下がり遠隔操作用のPCの存在まで明らかになったいう話がありますが、説得力のある説だと思います。

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「ボナンザ」事件で遠隔操作のソフト開発者が逮捕
投稿日2007年8月10日 引用元 Web GREEB BELT様

パチンコ業界の不正がこれから明らかになってくる理由。それは理不尽な理由で退職した元社員が暴露するから

今の時代にパチンコの遠隔操作があるのか?

現状ではパチンコの遠隔操作は、ほとんどないだろうと個人的に考えています。その理由はいくつかあるのですが4つの大きな理由です。

遠隔操作ができるのならば釘調整の必要はない

釘調整違法行為ですが、いまだ公然の秘密として行われ続けています。もしも大当たり確率を変更できるのであればボーダーを大きく上げることができるので釘調整という違法行為を行う必要がなくなります。

昔に比べて遊技台の寿命が短い

昔に比べて遊技機の値段が高くなっているうえに寿命も短くなっています。先月まで大人気だった台が半年後には減台や撤去というのは珍しくません。遠隔操作にかかる費用は1台あたり15万円~30万円といわれていますのでこれだけパチンコの寿命が短いと設備投資も厳しいものがあります。現在ではパチンコの最大の寿命は検定3年、認定3年で最大で6年となっています。法律上の最大は6年ですが、不人気台のほうが圧倒的に多いので6年の寿命を全うする台はとほとんどありません。ほとんどが半年から1年という有様です。

遠隔操作で摘発されると全店営業許可取り消し

遠隔操作無承認変更という罪状になりますが、その中での最大のペナルティが課されます。意図的な無承認変更であること、詐欺行為になることを考慮すると全店営業許可取り消しになる可能性が高く、経営する店舗数が多ければ多いほどそのリスクは跳ね上がります。
リスクを考えると有力グループにおいては
ハイリスクローリターンといっていいでしょう。遠隔操作する価値はありません。

従業員からの通報、SNSでの拡散リスク

パチンコ業界に限らず、今はどの業界も従業員によるSNS使用については注意喚起をしているところです。しかし今後、パチンコ業界がもっともっと苦しくなっていくなかで労働基準法を無視した解雇を行う店舗が出てくるはずです。そうなれば解雇された従業員は店舗への復讐を考えてもおかしくありません。しかし通常の悪口レベルであれば問題はありませんが、無承認変更釘調整の写真などがあれば店にとって致命的になってしまいます。しかし現状でSNSなどでは釘調整の拡散は行われていません。理由としては元パチンコ店従業員にとって釘調整は日常業務であり特別なものではないと認識していること、また釘調整通報は自分を含めて逮捕されるリスクがあるということでしょう。

しかし遠隔操作であれば世間に与えるイメージも大きいですし、問題になれば必ず捜査が入り営業停止になります。そして遠隔操作のPCの撮影は難しいとしてもパチンコ側にあるぶら下がりの写真撮影は容易であり、防ぐのは難しいことを考えると営業許可取り消しというリスクを抱えてまでやる意味はないと思われます。

少なくともここ10年ぐらいの間は遠隔操作の摘発を聞いたことはありません。

パチンコ店で今も遠隔操作は行われているのか?

Youtuberのパチ屋の裏研修で説明されていますが、現在では遠隔操作は絶滅したと言われています。私もその意見に賛成です。ただパチ屋の裏研修の動画自体は面白いのでよく見てるんですが、この回の遠隔操作の件は加害者側であるにもかかわらず武勇伝のように話している感じがして嫌な感じでした。

遠隔操作する店舗で勤務してたか、勤務してなくてもその存在を当時知ってたんですよね?

私も現状では遠隔操作は絶滅したという見解ですが、100%とは言い切れません。ここまでパチンコ業界が追い詰められている現状では何をしてくるか分からないといった疑念を捨てきれません。このままだ潰れるしかないならバレたら営業許可取り消しでも大差ないと考えるお店もあるかもしれません。

ただ分かっていることは意図的に大当たりをさせないという嫌がらせをするならば不良客に対して行うと思うので店内では礼儀正しくして目を付けられないことが重要かもしれません(笑)

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