逸脱した高射幸遊技機。何度も同じことを繰り返すパチンコ業界。このまま日本から消滅してしまうのか…..
最初に
パチンコ業界は規制と緩和を繰り返し続けています。
パチンコの場合だと古い話ではCR機導入→5回リミッター導入規制→大当たり確率1/499規制、大当たり確率1/399規制→大当たり確率1/315規制、確変65%規制→出玉1500発規制という流れですが確変65%規制に関しては1種2種混合機(シンフォギア方式)にて規制クリア、1500発規制に関しては内部的に分からなくすることで見た目は3000発以上の大当たりを実現しています。
スロットに関しては大雑把な話だと4号機→5号機→5.9号機(有利区間&2400枚規制)→6号機(有利区間&2400枚規制)→スマスロ
なぜこの流れが起きたのか?今回はこの件について記事にしていきます。
夢がある機械が人気が出る
4号機時代に100万円出る機械としてコンチネンタル4xや初代ミリオンゴッドというものが登場しました。それ以外でもアラジン、サラリーマン金太郎といった爆裂AT機が大人気となりましたが、あまりにも初当たりまでにかかる金額が高く多数のギャンブル依存症患者、消費者金融での自己破産が相次いだことにより社会問題となり、射幸心を抑えた5号機への移行となりました。
当初の5号機ではそこまでの出玉が出る機械はなくなり、そこで多くのスロット店が閉店を」していきました。しかし5号機も規則改正や規則の隙間を狙うことで2万枚えるようなミリオンゴッドや北斗の拳転生などが再び登場しました。これがいわゆる高射幸性回胴式遊技機と言われる機種で当然ながら撤去対象となりました。
高射幸性回胴式遊技機のリスト
そして2400枚が上限である6号機に移行しましたが、この6号機は不人気にもかかわらず数年間続きました。その間に再び多くのパチンコ店が閉店することとなりました。
そして現状では6号機も規制緩和と規制の隙間を狙うことに成功して2400枚規制があまり意味のないところまで来ました。それでもなかなか万枚オーバーは出なかったのですが、ここにきてスマスロが登場しました。
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このスマスロは2万枚達成の報告が各地でも上がっていますし、2400枚規制もほぼ関係なくなっています。当然ながらユーザーが使うお金は4号機並みと言ってもいいでしょう。しかしそれでもユーザーは夢を追い求め、最終的にはお金が無くなりパチンコもスロットからの引退が相次いでいます。
そういった現状をパチンコ店もメーカーも分かっていながら射幸性の高い機械のほうが人気が出るので常に開発を続け発売し続けています。
まとめ
おそらくこのままではスマスロにも大きく規制が入ることになるでしょう。時期的には管理型遊技機ということで設備がある程度普及が終わったころに規制が入るでしょう。その時に6号機レベルまで出玉性能を落とされることになるのかは分かりませんが、そこまで出玉性能を落とされてしまえば今度こそパチンコ業界は終わりといってもいいぐらい多数の店舗が閉店をするかもしれません。大手だけが残るといわれますが、一定数のパチンコ店が存在しない限りは、設備の開発や新機種の開発は難しいのでゆっくりとどんどん衰退していくと思われます。
パチンコ業界も馬鹿ではないのでこの現状に危機感をもっているでしょうが、
出玉性能が高い遊技機でないと人気が出ない。
パチンコ店が出玉性能が高い遊技機を望んで奪い合う。
規制してもルールを守らないパチンコ店が多数存在する。
こういった理由により八方塞がりです。おそらくはスマスロの爆裂機も2024年内には規制されると予測をしています。
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