緊急事態宣言で考える。パチンコ店の利益や支払いってどうなってるの？

パチンコ店の売上と利益について

あまり知られていないパチンコ店の利益と支払いについてですが中規模クラス（設置台数500台前後）のパチンコホールで月の売上が1億5千万ぐらいのお店があったとして利益率が18%のホールの場合の粗利益額は約2,700万円です。

パチンコ店の売上は1億5千万だとしても実際にこの金額はお店に残っていません。

例えばあなたが飲食店で1,000円のラーメンを食べて10,000円払ってお釣りを9,000円もらった場合の売上げは1,000円です。当然払った10,000円が売上げではありません。店に残った1,000円が売上になります。パチンコ店の場合も客が使ったお金の全てがお店に残っているわけではないので

客が負けてお店においていった金額＝粗利益額

つまりこの粗利益額が他業種で言うところの売上げになります。パチンコ店の支払いですが大雑把にですがあてこんでいます。これは一般的な家庭の金額を入れています。当然立地や賃貸、自社物件などによっても変わってきます。

 

支払いの内容と内訳

●店の家賃や店の建設費用の返済など（約500万円）

●人件費（社員5人　アルバイト10人と清掃員4名ぐらいの場合　約500万円）

●機械代（45万円×20台　約900万円）

●電気代（約50万円）

●宣伝広告費（約30万円）

●警備員や夜間機械警備（約60万円）

●定期清掃と夜間清掃（約150万）

ここまで計算しただけで2190万円です。他にもリースしている機械類や入口のマット交換代、トイレットペーパーなどの消耗品費、定期的に起きる設備の修理代、本社費用などなど他にも考えられる支払いは数多くあります。そう考えていくと等価交換や、11.2割分岐の営業をしている時点で、利益率はそんなに上げられないのでそこまで経営に余裕のあるパチンコ店はないはずです。数店舗経営している法人でも8割ぐらいが赤字に近くて、残り２割ぐらいの繁盛店で会社はもっているんじゃないかと思います。

 

これが嘘や冗談だと思いますが？

遊技人口の減少などにより、10年ぐらい前には18000店ぐらいのパチンコ店があったはずですが現時点では約9000店舗にまで減少しています。小さなお店は潰れて大型店に切り替わってきたという現状はあると思いますが、パチンコ店がそんなにも儲かる業種ならば小さなお店も潰さずにもっとお店が多くなっていても不思議はないはずですが約50％まで減っているのは現状で儲かっていない業界その証拠になります。

 

今、パチンコ店に行ってる連中が馬鹿だと思う理由

 

(写真)NHK NEWSWEB

大阪府の吉村知事は、府の休業要請に応じず、営業を続けている府内の６つのパチンコ店について、新型コロナウイルス対策の特別措置法の45条に基づいて店名を公表しました。

 

 

ただ、営業をやめると潰れるパチンコ店が多くあるという事実があります。
しかし一番たちが悪いのが、まわりが閉めるから稼ぎ時と思って開けているというパチンコ店が一部ある事実です。おそらくどこの地域も遊技組合というパチンコの団体からも自粛要請が届いているはずですが、守らずに儲け時だと営業を行っているパチンコ店があります。

 

 

ただ今、そういったパチンコ店に遊びにいっているあなたたちは

大バカ者です。

こんな状況でパチンコ店が出すわけがありません。金を搾り取ってやろうと待ち構えているぐらいのレベルです。そしてそういったルールや道徳を軽視するようなパチンコ店が

●遊技台の清掃

●ちゃんとした出玉

●県外客の立ち入り禁止

してると思いますか？駐車場を見ると近県の県外ナンバーの車が多く止まり、釘が酷くてパチンコが回らない、設定がオール1。負けた客が吐いた唾が台や床にまき散らされているかもしれません。実際に負けた客が台に唾を吐いて帰るなんてのはよくあることです。ましてやこのご時世なのでそれがコロナ感染者なら感染率は大幅に上がるでしょう。

 

大負けして金がなくなる、体調が悪いと思ったらコロナに感染している、嫁や子供に感染させてしまって場合によっては一生後悔することになる。

 

現状で休業要請を無視してやっているということはそういったリスクが高いお店の可能性が多いと個人的には思っています。また今回のことでハッキリするのはこんな現状で無理してでも営業するようなパチンコ店が今だけではなく、基本的に出さない利益重視のお店だと私は思います。まぁ少し考えればわかることなんですが。

今回のことで本当のボッタくり店が分かってくるんじゃないかと思っています。

 

 

今回の新型コロナウイルス対策について大阪に思うこと

補償などをしたくなくて強制ではなく自粛要請をしている。しかし営業してると毎日怒っている大阪の知事ですが、正直いかがなものかと思います。店が休業してもその先に融資やある程度の補償などの話があればもっと早く休業したパチンコ店も多かったと思います。パチンコ店なら悪者にしやすいといった意図があるようで正直嫌いです。大阪も中国が多く訪問する都市です。今になって責任をすべて他に擦りつけて怒りの矛先を他に向けているような気がします連日TVで知事が「パチンコ店が！パチンコ店が！」とやっている姿を見て失望しました。なんやかんやとパチンコ店は支払いや税金も多いので経済的には恩恵を受けてましたよね。ただ一方的に悪者なんでしょうかね～。なぜ強制的に休業させなかったんでしょうか？色々、支払いたくなかったからでしょうね。