パチンコ店閉店ラッシュ。今さら遅いが社会インフラへの参加が生き残る道だったのか?
最初に
パチンコ店が必要なのか?不必要なのか?という問いをされればパチンコやスロットの愛好家以外は不必要という返答をするのではないでしょうか?
世間ではパチンコ店は社会に不必要という考えが大多数を占めています。
しかしパチンコ店の経営者は「社会に必要とされている」と思っている人が多いようで
一般社会との認識は大きく違っています。
パチンコ店が地域に存在していて喜ばれること
ほとんどありません。あえていうなら
トイレがキレイ
高額な町内会費を言っても払ってもらえる。
といった話があります。
そしてパチンコ店ではなく業界として色々なところに寄付をしていますが、
どこからのお金だろう?キレイなお金なのか?利益の割に金額が少ないんじゃないかと陰口を叩かれたりもします。
ようするに
パチンコ店、パチンコ業界はかなり嫌われている
ということがよく分かります。
パチンコ店が社会に必要とされる為には
地域に存在しないと困るインフラに組み込まれれば
「パチンコ店が必要」
「パチンコ店がないと不便」
ということになりますが非常に難しい問題です。しかし低炭素社会を目指しEVの普及がはじまるいまなら可能性が出てきます。
パチンコ店=EV充電設備
電気自動車の課題に一つに
「充電スタンドの不足」
というものがあります。今は日産のほとんどに充電設備が設置されていて24時間急速充電を利用することができます。しかし地域によっては数が少ないこともありますしEVが増えてくれば充電渋滞が発生して新たな問題になるかもしれません。
しかしパチンコ店の全てに充電設備が設置されればエリアも幅広くカバーできます。駐車場のエリアを区切ることで24時間の充電スタンドとしてしようできるとなればさらに利便性が上がるでしょう。
パチンコ店に充電スタンドを設置する問題
費用の問題
急速設置費用
急速充電器本体費 76万円~640万円
その他設備設置工事 250万円~1000万円
ランニングコスト
保守点検 30万円(年間)
電気代
と高額な費用が掛かります。道の駅などに急速受電器を設置すると620万円ほどかかるようです。せ(設置器現場の状況にもよる為び参考値)
ただこれに関しては補助金が活用できるので2/3もしくは1/2ぐらいの補助率を期待できるようです。ただこれは最新の資料ではないのでこれも参考程度に考えてください。
ただ急速充電器ではなく普通充電器であればもっと格安に導入することが可能です。理論上では200V(ボルト)15(アンペア)で3kWhの電源さえ用意すれば様々な費用は安くなります。急速充電では30分程度で8割充電というのが一般的な目安ですが、普通充電であれば数時間充電に必要になります。ただ2時間や3時間という区切りにすれば店の稼働にもつながるはずです。また急速ではなく普通充電器のほうがかなり安価なので台数も数多く設置することも可能です。
【参考サイト】
運用の問題
日産ディーラーにあるような充電カードが必要なタイプであれば、管理にはそこまでの手間はかかりません。ただ充電完了後や利用時間経過後にも車を放置し続けるドライバーに関しての対策はネットワークタイプでも非ネットワークタイプでも変わらないことになります。
非ネットワークタイプの場合は利用料金を無料にして自由に使ってもらえるようにするのか、利用料金は無料でも管理の為に店舗の会員カードへの加入が必要にするのかなど様々なことを考える必要が出てきます。
充電無料にした場合の問題
パチンコ店ではある一定以上の金額の物をお客に渡すことは禁じられています。
普通充電の場合でも1kWh(14円)×1時間(3kWh)と考えると1時間あたり52円、3時間だと156円分の対価をお客に渡すことになります。
急速充電器の場合、24kWhの充電を無料でさせるとなれば336円の対価となります。
ここまでの金額となると無料で充電させるということは法的に難しい可能性があります。
まとめ
今回のEV充電スタンドはあくまでも一例ですが、社会に必要とされれば世間は好意的になるでしょうし、社会に必要となれば行政も規制ばかりでなく緩和の方向へも動きやすいかもしれません。ただここまでパチンコ業界が疲弊した今は、パチンコ業界全体で協力してパチンコ店への充電器整備というのは難しいかもしれません。
【参考記事】
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