衰退するパチンコ業界に残る人、去る人。2024年も続くパチンコ店の閉店ラッシュについて

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人が辞めていくパチンコ店の本題

ここまでアルバイトの話をしてきましたが、本題は正社員の離職率です。
昔から働いていて40代、50代という人の中には最終学歴が中卒という人も少なくないのがパチンコ業界です。こういった人たちは様々な業界で働いた結果、パチンコ業界でキャリアを積んでいる人がほとんどです。
こういった人たちはどれだけ給与面が改悪されたとしても退職する勇気がありません。正直、現代では大卒が当たり前になっており高卒というのも珍しくなってきました。
そんな中、特別な資格もなく中卒で社会に飛び込みというのは酷というものでしょう。

こういった方々は勤務しているパチンコ店と心中するしか選択肢はありません。

もしもこういった人たちが自主的に退職するのならそのパチンコ店の近々倒産する可能性が高いと思われます。

※大手パチンコ店グループの採用要件は短大卒以上というところがほとんどです。
中卒どころか高卒も採用しないところがかなりあります。

 

中堅社員について

パチンコ店の中堅社員は一般的には30代です。このあたりの年代であればやる気があれば他業種への転職も十分可能です。

会社の経営が不安な状態になっても転職もせずに会社に残り続けるこの年代は2つのタイプに分かれます。

●会社に対して愛情があり。数字を上げて会社を存続させたいタイプ

●できるだけ楽をしたくて仕事もいい加減で転職も面倒で残っているタイプ

前者のほうは後者のタイプに対して常に怒りと憎しみを感じていますが、もしも能力や実績に関係なく好き嫌いで給料や昇進が決まるようになった場合、あっさりと退職してしまい残された不真面目社員が倒産させてしまうという事案が多数起きています。

 

【関連記事】
パチンコ業界は規制よりも先に自滅していく②大量退職が発生中。泥船から逃げ出す社員たち

 

若手社員、新入社員について

彼らのほとんどはまだ愛社精神も乏しく、潰れそうな会社に残る必要も理由もはありません。
しかし近年では落ち目のパチンコ業界に入ろうという新卒は少なく、どこへも就職できないような人材が数多く入社しています。

やっと就職できた企業、能力も乏しく転職も難しい社員なら潰れるまでパチンコ店に残り続けようと考えてもおかしくありません。しかしそういった人材が企業に利益を持たらす可能性は低く倒産の一因になってもおかしくない状況です。

 

人が辞めていくパチンコ店のまとめ

ここまで色々と説明してきましたが、今辞めていく人材というのは無能な人材ではなくむしろ有能な人材のほうが多いということが分かっていただけたと思います。

どんどんと給料が下がる中で我慢してでも働く人材というのは、どこにも転職できないような無能な人や向上心のない社員でしょう。そういった社員だけが残っているパチンコ店が生き残れる可能性はあるのか?

私はその可能性は0だと思っています。

最近では「ガイア」の閉店が加速していたこと、「ガイア」が何期も赤字が続いていたことから多数の社員が退職していたようです。かなりの人たちが退職しているというのは聞いていましたが、業界4位ということで業界上位であっても倒産するという代表的な例になってしまいました。

帝国データバンクに掲載された株式ガイアの情報です。
https://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/5013.html

本当に業績を改善させたいのなら年齢や学歴を重視するのではなく能力を重視するべきです。接客に関しては若いスタッフをアルバイトで雇用すればいいだけです。店を管理する社員が無能ならその店は潰れるしかありません。

ただこれから卒業する新卒はパチンコ業界に入るべきではないという私の考えは変わりません。

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