最初に
パチンコ業界は衰退していると言われていますが、その原因は遊技人口が減り続けていることで勝ち組、負け組の2極化が進んでおり圧倒的に負け組が多くなっているという状況です。売上が好調に上がっている勝ち組と言える有力なパチンコ店グループはで正社員、アルバイトの給料を上げたり一時的な給付金を支払ったりしています。
しかしそんな状況で、
●昇給が全くない
●労働条件の見直しで給料が減った
●入社してから給料どんどん減っている。
というお店で働いているなら、今すぐに退職して同業他社に転職するか、他業種への就職をおススメします。今回はその理由について記事にしていきます。
パチンコ店同士の競合が多く経営が苦しい状況でも給料を上げる理由
当然の話ですが従業員のモチベーションが大きく上がること、儲かっているという広告戦略の2点が理由です。またパチンコ業界が衰退しているという中で人材を確保する為には他業種よりも給与を高く設定しなければならないのは当たり前の話ですし、業界から逃げ出す若者の抑止のためにも必要な措置です。
現状のパチンコ店 賃上げ情報の一部
成通グループ、社員給与増額による賃金引き上げを決定
引用元 アミューズメントジャパン
ガーデングループ(株式会社遊楽)は、2023年4月より、新卒総合職社員の給与を一律4万円引き上げます。
引用元 ガーデングループ公式HP
延田グループが12月より従業員の年収水準引き上げ 引用元 遊技通信
ここに掲載した情報は一部なので他にも多くのグループが賃上げを行っているという情報があります。
ここ数年で賞与が減り、給料も減っているグループ
さて先ほどは、給料が上がっているパチンコ店の話をしましたが、全体から考えると一部のグループになります。現状でどんどんパチンコ店が減り続けているような状況で閉店、倒産を視野に入れているようなパチンコ経営企業が給料を上げるはずがありません。
むしろ賞与減額、賞与無し、勤務体系の見直し、労働条件の見直し、転籍などでここ数年給料が下がり続けているようなパチンコ店がほとんどでしょう。
あなたがもしも、パチンコ店で働く従業員なら現状はどうでしょうか?
基本的に働き続ける限り給料は上がることがあっても下がることは皆無です。降格や役職定年などといったことは仕方がありませんが、基本給が下がるということは基本的に合ってはいけません。
あるパチンコ店で働いている社員の話ですが、入社して3年目が一番給料が高くて、10年勤務している現状は月収で3万減っている。ボーナスに関しても年額で40万円減っているという人がいました。3万円×12ヶ月で36万円、それと賞与減額分を加えると76万円減っていることになります。
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、パチンコ業界ではよくあることらしいです。その為、入社から定年まで勤める人はほとんどおらず30代で転職、ずるずると在籍し続けて40代後半で転職する時にはなんの資格もなくて人生が詰んだという話も聞いています。
【新卒に読んで欲しい記事】
衰退して終わりの見えるパチンコ業界に2023年も多数の新入社員という名の勇者が入社
入社時のことではなく10年後や20年後のキャリアを考えて就職をしなければ、いざという時に大きく後悔するでしょう。どれだけ泣き叫んでも時間は返ってきません。
まとめ
給料を上げるパチンコ店が出ています。その為、初任給としては魅力的に見えるかもしれませんが将来的にはかなり不安で、不安定でしょう。定年まで安心して勤めることができるのかという点ですが、
新入社員が毎年20人入社したとして店長になれるのは何人でしょうか?
そして店長どころか事務所(管理職)になれるのは何人でしょうか?
毎年どんどん若い人が入社していく中で30代で閑職に追いやられたり、退職勧告の意味でホールスタッフに降格する人は何人でしょう。パチンコ店の数が限られている以上じゃ店長になれる人も管理職の数も決まっています。管理職になればかなりの激務で、残業代も支給されずにどれだけ働いてもみなし残業で給料に反映されないところがほとんどです。その為、管理職になった後で退職する人がかなり多いのもパチンコ業界のあるあるです。
もしも退職しないで残っていても、それ以外の社員はホールスタッフであったり警備員であったり、清掃員かもしれません。あなたは10年後、20年後にそういった仕事をする為にパチンコ店に入社するのでしょうか?パチンコ店にこれから就職しようというのであればもう一度しっかりと考えてからパチンコ業界にはいるかを決めた方がいいと思います。
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