パチンコ店の閉店ラッシュの理由のひとつ『業績が落ちたパチンコ店の社長、あなたは騙されてませんか?』

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最初に

パチンコ店はどんどん閉店をしていますが、閉店だけでなく破産倒産によるパチンコ業界からの撤退がいよいよ本格化してきました。
そうなってくると働いている従業員は先を考えると不安しかありませんが、特に不安を抱えているのは40歳以上で転職が難しく、しかも最終学歴中卒高卒といった人達になります。
そういった方々は転職などを考えたこともないでしょうし、会社が倒産となってもどうしたらいいのか想像もつかないという人も多いはずです。

その為、会社が潰れる最後の時まで何とかして残りたい

という思いが強いはずです。今日はこのことについて書いていきます。

 

最近のパチンコ店の倒産情報 帝国データバンク

転職が難しい社員の行動

若さ、学歴、能力、やる気がそろった社員は斜陽産業になり終焉が見えてきたパチンコ業界に見切りをつけて転職をする人が目立ってきています。しかしその逆で転職したくても転職が難しい社員はどうするのか…..

自分がいかに有能かをアピールする。

業績が落ちている中でも様々なトラブル対応や今後の方針などをアピールする場は多々あります。たとえ部下や同僚のアイデアであっても、自分の考えたことのように話せば新しいことを常に生み出す人だというイメージがつきやすくなります。

数字報告も数字が上がっている部分だけ強調して発表して落ちているところは隠します。

ちなみに失敗した場合は発案した部下や同僚のせいにするだけです。

 

邪魔な社員を排除する。

もしも自分より有能な社員がいれば、自分はお払い箱になるかもしれません。
その為、先手先手で有能な社員の悪口やミスなどをまわりに吹聴して評価を下げておきます。本来であれば業績を上げ会社が生き残る為に必要な同志のはずですが、会社の業績を上げても自分が生き残れる保証がない為に自分の為に排除を行います。

また邪魔な社員を排除するメリットは他にもあります。設定漏洩や横領などは有能な人であれば気づくかもしれません。遅かれ早かれ倒産するのならば、その前に私腹を肥やしておこうという考えを持っている人は多数います。特に近年、パチンコ店でスロットの設定漏洩などが事件になっているのはそういった考えの人が多いからだと推測されます。

 

好き嫌いで人事を決める社長の会社では日常茶飯事

正しく業績や数字で人事評価ができる有能な社長なら有能な社員を解雇や降格することはなく業績は好調、もしくはなんとか現状維持できているかもしれません。

しかし実際の数字を正しく把握せず好き嫌いで人事評価をする社長であれば、ほぼ間違いなく騙されて有能な人材を失っているはずです。

 

「業績を上げているがこいつは嫌い。昇進はさせない」

「業績は下がっているがこいつはよくやっているから昇進させる」

「業績を上げるが、こいつダメなところが多いから降格」

「うちの会社は年功序列じゃないから若い奴の給料を上げて昔からいるやつを下げる」

これらのことを日常的に発言していたり、こういった評価をしているのであれば間違いなく会社の業績をあげる有能な人材を失い、どんどん売上や粗利が減り続けるという状況が続いているはずです。もしかしたら数年赤字が続いていませんか?

 

「まわりに強豪店ができたから仕方ない。」

「スロットに魅力がなくなったのが原因」

業績が下がった理由をこう考えて自社ではなく社会環境のせいにして、自分の

人事評価が間違っていることに気づかない

のであれば、おそらく来店ぐらいには倒産していると断言できます。

 

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業績を下げ続けているが、ずっと店長?

典型的な例があります。田尻店長(仮名)という店長がいたとします。彼はA店(400台)の店長でしたが業績を下げてB店(600台)に店長になりましたが、しかしその店でも大きく業績を下げてしまいました。そして彼はB店からC店(500台)の店長になりました。しかし彼はそのお店の業績も下げているところです。

これは経営者の人事として正しいのでしょうか?

おそらくは間違いです。業績を上げられない店長をずっと店長にしておくことで会社の財産というべきお店の価値を下げていますし、下の社員へのチャンスを奪うのでモチベーションも上がりません。

月商5億円のパチンコ店の業績を20%落としたとして月商4億円まで落ち込みます。毎月1億円の売上が下がったとして1年で12億円です。そのうち粗利益率が20%とすると1年で2.4億円の粗利益も失っていることとなります。数字を上げられない店長というのはそこまで会社に対して損失を与えるわけで、損失を出し続けている社員の重用をし続けているだけでどれだけ

社長が無能な人事評価をしているかが一目瞭然です。

社長本人が意識しているかどうかは分かりませんが、好きな人間を重用している典型的な例になります。こういった社長が経営しているパチンコ店はほぼ間違いなく業績は大きく下がっているはずです。もしかすると倒産寸前かもしれません。

 

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まとめ

末期状態にあるパチンコ業界では様々なことが起きています。特に近年スロットの設定漏洩による事件がニュースになったり、かつてないスピードでパチンコ店の閉店が相次いでいることからも分かると思います。

もしもパチンコ業界がこのまま衰退を続けて消滅寸前にまで行くとすれば、貸金業以来の大規模な業界の衰退になり間違いなく日本経済の歴史の1ページになるでしょう。

このまま業界規模が縮小していき、雇用の問題など社会に与える影響力がどんどん小さくなった時にパチンコ業界は完全に消滅するのかもしれません。

 

しかしその全ては反省もせず、業界全体で一っ団結してパチンコ業界の未来を作らなかったパチンコ店の経営者の行動が引き起こしたものだと私は思っています。

 

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