パチンコ店員はスキルが身につかないから退職しても苦労する。転職で認められる資格もない現状

最初に

現在パチンコ業界はかなりの苦境に立たされています。遊技人口の減少による閉店ラッシュ、釘調整による従業員の摘発が相次ぎ、パチンコ業界で働き続けることに不安を感じて転職を検討している人も多いでしょう。

パチンコ店に店員としては働いたとしてどんなスキルを身に着けることができたのか？
そしてそのスキルは転職に役に立つのか？
本日はそういったことについて記事にしていきます。

 

パチンコ店で学ぶ専門的なスキル

転職に役立つ身についたスキルについての話をする前にひとつ話をしておきます。本来は就職をした場合、自分が就職した業界に特化したスキルを身につけたり資格取得を行うというのが一般的です。ある程度の年齢になった時には職種を変えるのではなく業種を変えての転職は難しいとされています。それは業界に特化したスキルを身につけているのが当然だからです。

 

22歳のスキルなしと40歳のスキルなしの場合はどちらを採用するでしょうか？

当然、若いほうを採用するでしょう。しかしスキルが豊富な40歳であれば採用を検討することになります。そういった前提を知ってから次の話を読んでください。

 

パチンコ業界で身につくスキル

釘調整

これは業界独自のスキルで他の業界では全く役に立ちません。しかも違法行為のスキルです。パチンコ業界以外では全く役に立たないことを覚えておいてください。

スロットの知識と設定

これもパチンコ業界独自スキルです。スロットで機種ごとの特徴を覚え、稼働を高めるためのスキルですが当然ながらパチンコ業界以外では役に立ちません。

 

接客スキル

これは一般的なスキルで有用性が高そうですが、パチンコ店で接客をしていたので接客スキルがありますとアピールされてもパチンコ店の接客スキルということで残念ながら評価されるのは難しいはずです。

 

クレーム対応

クレームへの対応ができる人は重宝されます。しかしこれも残念ながらパチンコ店のクレーム対応といってもほとんどの人がイメージができず評価されにくいスキルです。

 

経営スキル

私は店長をしていました。店の運営をしていたので経営のスキルがありますとアピールをしたとしても実績以上に評価をされることは難しいでしょう。パチンコ店の店長の仕事は釘を締めて利益をとるだけの簡単なお仕事だと誤解している人も多いです。

 

 

さてここまで色々と説明してきましたが、実際に即戦力として採用されるような資格やスキルをパチンコ店では得られそうにないのが現状です。

 

パチンコ店で転職に役立つスキルは身につくのか？

結論から言うと残念ながらNOでしょう。正確にはExcelやWord、Powerpointなどのスキルは役に立つはずですが、Microsoft office Specialistなどの公式資格をとらないと証明することはは難しいでしょう。そういった意味ではパチンコ店で他業種でも使えるスキルや資格取得をする機会は極端に少ないと言えるかもしれません。

実際にデザインや表計算などができたとしても、パチンコ系の視覚以外で資格取得制度自体がほぼ存在しない業界なのでそれも転職に不利に働いているような有様です。

 

パチンコ店員はスキルが身につかないのまとめ

もしもパソコンが得意だデザインが得意だという自分の強みがある方は一刻も早くパチンコ業界から卒業して就職することをおススメします。パチンコ業界でパチンコ店で働いているならばどんな仕事をしていてもその仕事に対して経験として認められないことが多いです。パチンコ店に所属していてポップ類を作っていてもデザイナーという職歴とは見なされないでしょうし、あくまでもパチンコ店の社員としての職歴だけが積み重なってしまいます。

外部からの受注を受けて成果物を外部に出荷しない限りは評価基準や評価しにくいのでこれは差別ではなく当然と言えば当然のことなのです。

元々、パチンコ業界は他業種とは独自の風習がありすぎて業界内での転職が多くパチンコ店から遊技機メーカー、代理店、設備メーカーなど業界内での転職が多かったと聞いています。

しかし現状ではパチンコ業界自体が衰退しているのでパチンコ業界から脱出して次の道を探そうという人が増えています。もしもパチンコ業界から脱したいというのならできるだけ早めに他業種への転職をおススメします。

 

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