アウトというものについて
アウトという聞きなれない数字ですが、遊技客がパチンコに打ち込んだ玉数やスロットに入れて回したコイン枚数のことを言います。
パチンコの場合は1分間に100玉を打つことができるので1時間の最大アウトは6000発、営業時間が14時間なので理論上は84000玉が最大です。しかしトイレや食事の時間、閉店時間を考慮するとアウト70,000発ぐらいが現実的な最大の数字です。
スロットに関してはウェイトという制限があり1分間に15回転ぐらいが限度として時間に900回転、1日最大で12600回転回せれば理論上は37800枚が最大です。しかしパチンコと同じ理由でアウト32000枚前後が現実的な数字になります。
地域の繁盛店であれば4パチのアウト25,000発、1パチのアウト40,000発、20スロのアウト12,000枚、5スロのアウト20,000枚というお店もあるかもしれません。
仮に先ほどの店舗で計算した場合は
4円パチンコの売上 \5,625,000円
1円パチンコの売上 \1,800,000円
20円スロットの売上 \5,760,000円
5円スロットの売上 \500,000円
1日の売上合計 \13,685,000円 先ほどの店舗の2.3倍です。
20%の粗利益率の場合 ¥2,737,000円という計算になります。
もしも利益率を20%→25%にした場合は¥3,421,250円 まで大きく上がります。
お盆や正月に関してはこういった利益率にしているところも多いでしょう。
同じ店舗規模であっても稼働が高ければここまで収益性に差が出ます。新台を大量導入できる店舗と少数台しか導入できない店舗はここに理由があります。
さっきは550台の中規模のお店で計算していますがこれが1000台クラスになるとさらに売上は倍になります。これが大型店舗が増えている理由の一つです。
ただ忘れてはいけないのが
遊技客が使った金額=お店に残ったお金(売上)ではなく
遊技客が負けた金額=お店に残ったお金=粗利益額=他業種でいうところの売上となります。
まとめ
今回は玉単価とコイン単価にもとづいて売上を計算してみました。当然ながら稼働率、機種ラインナップにより大きく変更するのでよほど計算をしたい店舗について調査をしなければ正確な売上はでません。
しかしおおよその売上の予測と稼働の悪いお店に行っても勝てない理由は分かっていただけたと思います。
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