パチンコ店大量閉店のエックスデーである令和3年1月31日が目前に
最初に
※形骸化した進捗計画で示された新規則機の設置比率
パチンコ・スロットの旧規則機の最終設置期限が令和3年1月31日と残り1ヶ月を切りました。パチンコ店の大量閉店の要因となるイベントとしては
●2022年1月31日が旧規則機設置の最終期限
●2024年上半期に新札発行
という2つが予想されます。それについて書いていきます。
旧規則機の撤去について
※写真は旧規則機のイメージです。
2022年1月31日を最後にパチンコ・スロットの旧規則機が撤去されます。パチンコに関しては規制が緩くなったり、規制の抜け道をついたパチンコ機が多く出ているので以前に比べてパチンコの人気は出ているぐらいですが、スロットに関しては6号機は上限2400枚の出玉が現時点で規制がされている為に不人気になっています。その証拠に様々な6号機が発売されていますが、いまだ5号機のスロットを多く設置しているお店が多いのが実情です。
パチンコ店でスロットの台数を減らしてパチンコの台数を増やしているお店が増えてきたのも6号機では集客できないと分かっているからです。
集客できない台を大量に導入して営業できる利益が確保できるか分からないのに大きな設備投資をしてパチンコ店を経営し続けるのか?
それを考えると複数店舗を経営しているグループも資金的に厳しいところは店舗を減らして集客率が高いお店に設備投資をするところが増えると思います。そして単独店舗を営業しているような中小のホールは….
このタイミングで閉店する可能性も高くなってきます。
新札発行について
2024年上半期に新札が発行される予定となっています。そうなるとパチンコ店では各台に貸玉機、通称サンドが設置されているので
全てサンドや精算機の紙幣識別部分の交換、もしくは古いサンドであれば
●全てのサンドの新規購入
●管理コンピューター交換
●カウンターのPOS端末交換
●精算機の交換
●配線と設置の工事費
といった多大な設備投資が必要となります。実は旧規則機への移行よりも多大な設備投資費が必要となり古いサンドを使っているような古いお店は必然的に閉店することになります。
多大な設備投資にうんざりして閉店
実は旧規則機への設備投資に関しての費用はそこまで多額ではありません。なぜなら遊技機にはもともと使える検定期間、認定期間というものがあり必然的に台を定期的に購入する必要があるからです。ただその設備投資の費用が問題なのではなく
遊技客から魅力がないスロットだけになり集客できない。
というのが一番の問題でそれを考えると、数年後に必要となる
新札対応への設備投資をする必要があるのか?
別の業種へ転換するか、他部門に投資したほうが効率的ではないか?
こういったことを考えると未来のないパチンコ業界をやめて別の事業へ転換もしくは注力したほうが将来性があるんじゃないかと考えてくるのも必然です。またパチンコ店を閉店すれば、遊技台や店舗を売却することで資金が増えキャッシュフローも良くなります。
まとめ
現時点でもパチンコ業界は未来が見えない斜陽産業です。生き残るのは地域でも上位のグループだけになるんじゃあないでしょうか?
ただ数年後に閉店するとしてもそれまでに働く人員は必要となります。しかし業界に見切りをつけた有能な中堅社員たちが会社や業界を去るのも必然となります。そうなると店で働く人材が不足するので少し条件が良い求人を出します。
しかしそれは将来性のない就職なので絶対に避けるべきです。
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2021年12月時点でのパチンコ店の店舗数は7718店前後だと思われます。そして年末年始の繁忙期の営業を終えて旧規則機への移行をせず閉店するお店も多いでしょうから7000店舗、下手をすると6000店舗を割り込んでくるかもしれないと思っています。
2020年1月時点のパチンコ店。ぱちんこ店の店舗数最低が続く
1月の中旬以降でP-worldで近所のパチンコ店を見てみると閉店のお知らせを、あちこちで見ることになるかもしれませんよ
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